
カミキリ採集のついでに牛糞トラップを仕掛け、糞虫が集まったところを一網打尽。採集したてのツノコガネです。体の半分位の長さの角がビュンと伸びています。見れば見るほど立派で、どんどん魅了されていってしまいます。ツノコガネに出会ったのがきっかけになって糞虫にのめり込んだ人は少なくありません。それほど魅力的なのです。もしこれが糞虫でなければ、欲しい人が殺到するのではないでしょうか。
今回、一緒にカミキリ採集に行った友人は、糞虫にはちょっと抵抗ありです。牛糞を触るのはそれ程抵抗なしなのですが、糞虫に付くダニが嫌なのだそうです。常々私は友人に、糞虫採集を手伝ってくれている内に糞虫にも手を出すぞ、と話をしています。しかし、これまでゴホンダイコクの採集等を手伝ってもらったのですが、気持ちが揺らいでいません。抵抗ありのまま。でも、ツノコガネの時は違いました。見た途端に、こんな恰好の良い糞虫を見た事がない、とその魅力に取り付かれてしまいました。そして、糞虫の世界に一歩踏み出していきました。
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またまた兵庫県の山奥にツノコガネと赤色のオオセンチコガネの採集に出かけました。今回は、前回より多めに牛糞を準備し、ポイントに仕掛けました。糞をチューンナップするような事はしていません。質より量での勝負でした。ただ、風の流れには細心の注意を払っていましたけれど…
糞を仕掛けた直後から牛糞の臭いに誘われて、金バエの御一行様がいらっしゃいました。そして、10分もすると面白いようにツノコガネ、オオセンチコガネ、カドマルエンマコガネが集まってきました。糞の下に潜り込む奴、糞の近くの土の中に潜り込む奴、糞の中に潜り込む奴等色々。集まって来た糞中は一網打尽です。
今回は、自分の為にツノコガネを、知り合いへのお土産の為に赤いオオセンチコガネを気合を入れて採集しました。奈良公園のオオセンチコガネに見慣れている知り合いにとって、赤いオオセンチコガネと言うのはとても新鮮に見えるのです。
さて、採集したツノコガネと赤色のオオセンチコガネは、1週間程度かけてお腹の中の糞を出します。そして、毒瓶に。これをしないと標本にした時お腹に未消化の糞が残ってしまい臭い標本になってしまいます。尚、お土産分はそのまま差し上げました。
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子供の頃、ツノコガネを見た時は、単なる犬のうんこに集まる『糞虫(クソムシ)』であった。長く伸びた角を見ても、汚い昆虫と言うイメージが強く、出来れば近寄って欲しくない存在だった。
年月は流れ、うんこに集まる昆虫の魅力にとりつかれ、『クソムシ』から『糞虫(フンチュウ)』と呼ぶようになった。どちらかと言えば、私の場合、綺麗なのよりも格好の良いのが好き。例えば、ツノコガネとか、大黒様(ダイコクコガネ)とか、いずれも立派な角を持っている糞虫なんかすごく良い。しかし、急速に個体数を減らしている。大黒様なんかはもう高嶺の花。いる場所は限定されている。関西から行ける近場で有名な産地では保護の対象になっている。
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