プロファイリング 市橋達也容疑者の拒食
11月10日に大阪で逮捕されて以来、拒食を続けている市橋達也さん。精神科疾患と診断されれば逮捕されていても罪から逃れられる、と考えているだろうか。

11月10日に大阪で逮捕されて以来、拒食を続けている市橋達也さん。精神科疾患と診断されれば逮捕されていても罪から逃れられる、と考えているだろうか。
麻生太郎総理大臣の舌禍事件が止まらない。初当選の時から、国民を下々の皆様、と呼ぶなど、空気が読めずに問題発言が群を抜いて多い人だった。総理になって慎重になるのかと思っていたが、止まらないばかりか、以前に増して増えている。どうやら言葉の意味や周囲の空気が分からない感じで、言いたい放題になっている。
泰葉が多くの人を巻き込んで騒動を起こしている。周囲の関係者は慌てふためき、マスコミは面白おかしく泰葉の言動を報道している。周囲に冷静に事態を収拾出来る人がいないようで、事態は更に悪化している。そんな状態を見て、気の毒に思う私。
こんな光景は、精神科ではよくある。周囲が巻き込まれて、事態がどんどん悪化。関われば関わるほど、刺激となって反応するため、収拾がつかなくなってしまう。こんな時は、刺激からの隔離と医学の力が必要なのかもしれない。
1981年11月18日、アメリカ・ロサンゼルスで日本人夫婦が何者かに銃撃された(銃撃事件)。夫は足を撃たれ重症を負い、妻は頭を打たれ危篤状態となった。1982年1月、妻をアメリカ軍の協力で日本へ移送された。その際、夫の派手なパフォーマンスは、メディアに取り上げられた。妻は、その年の11月に死亡。
夫が保険会社3社から1億5500万円もの多額の保険金を手にした事もあって、1984年、週刊文春は、夫が保険金目当てに仕組んだ事件ではないかと疑って、「疑惑の銃弾」と言う特集を組み連載を開始した。その中で、銃撃事件の3ヶ月ほど前に妻が何者かに襲われる事件が起きていた事も明らかになった(殴打事件)。それを機にメディアは夫が犯人説を強調し、事件を大きく扱うになり、一連の事件を『ロス疑惑』等と呼ぶようになっていった。その後、元愛人が、妻の殺害を依頼され殴打事件を実行したと産経新聞上で告白したり(その後逮捕され2年2ヶ月服役)、夫婦が銃撃された駐車場の経営者で実行犯とされた男が逮捕された(証拠不十分で無罪)。
1988年、東京地裁でこの夫に無期懲役の判決が下った。即刻控訴し、高裁では証拠不十分で逆転無罪。検察が最高裁に上告したが、2003年に日本での無罪が確定した。しかし、2008年、アメリカ自治領のサイパンを旅行中に殺人共謀容疑で逮捕され、ロサンゼルスに移送後まもなく市警本部の留置場独房で首をつって自殺した。
この事件で犯人として疑われた夫が、三浦和義・元会社社長である。
日本の最高裁での無罪判決の確定した判決を根拠に、確定した判決がある場合、その事件について再度、実体審理をすることは許さないとする一事不再理を楯に、ロサンゼルスで共謀罪について争う姿勢であった元社長であったが、日本より厳しいアメリカの司法制度では無罪は勝ち取れないと感じたのでしょうか。事件を有耶無耶にして、自ら幕を閉じてしまいました。その為、事件は解釈の仕方次第でどんな風にでも解釈できるものになってしまいました。
あくまでも私の印象です。元社長のように情報の扱いに長けており、自ら情報を沢山吐き出すタイプの人と言うのは、吐き出す情報と同じ位自分自身に入り込む情報も多い事が知られています。その為、余りにも自分が不利になる情報が多く入り込み、都合よく情報を扱えなくなってしまったのではないのでしょうか。状況をコントロールし難くなったと言う感覚が死へと導いたのでしょうか。
愛知県で出会い系サイトで知り合った無職少女を殺害し、遺体遺棄した事件で、逮捕された男が、「遺体にいたずらしようと思った」等と供述しているようだ。
死体を切り刻んで性的な興奮を得たり、死姦であったり、死体を食べてしまったりする逸脱行為が報告されており、ネクロフィリア(necrophilia)と呼ばれるものがある。報道では、死体にいたずら、と言う点が強調されているため、受け手側はついつい質的な異常を伴う異常性欲の持主と見てしまいがちである。メディアの誇張が無いか如何か、警察発表がどんな感じでなされていたのか…
この犯人の生育歴を事細かに聞いていくと、何らかの手掛かり(認知が歪んでいった過程)が掴めると思われる。しかし、それは不可能であるので、今回は或る点に着目してみたい。
それは、犯人が死体マニアサイトの管理者で、『死体』への拘りが強かったこと。この拘りが大きな意味をもつのではないだろうか。犯人は、『死体』を扱うことで、社会との接点を持とうとしていた可能性が高い。訪問者に閲覧してもらうことがポジティブなフィードバックだ、と犯人は誤って認知していたのではないだろうか。更に、自分は殺人をしている分誰よりもこの話題に詳しい、バレていない、と言う驕り(自己の優等性のアピール)があったかもしれない。
この犯人をこのように捉えてみました。
�認知の歪みがベースにあって、社会刺激を誤って把握している。
�自己評価の低さ。
事件の特異性が故に鑑定となるかもしれませんが、十分に責任が問えるレベルのものだと推測します。また、「年も年だし、長い年月をかけて培ってきた分、犯人の価値・基準を変えることは難しいかもしれない」と言う印象を抱きました。
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山口県の高3生が、手製の爆発物を隣のクラスに投げ込み、爆破させ、現行犯逮捕されると言う事件が起きた。授業中の教室に投げ込まれた手のひらサイズの爆発物は教室内で破裂し、17人が入院。その内、男子生徒1人が左手の指を骨折する重症を負った。動機は、爆破物を投げ込んだクラスの生徒に恨みがあった、と言うものであった。
死者が出なかっただけ良かったが、この高校生は被害者にどう償って行くのだろう。ごめんなさい。許して下さいだけでは済まない話である。多くの被害者は、傷つき、怒っている。そして、家族は困り果てている。
そんな事が判らない(若しくは、判っていても衝動を抑え切れなかった)この未熟な人格の持主の高校生にとって、高校生活自体がストレスフルなもので、ハードルが高かったのかもしれない。周りの多くの者が大人になるためのハードルを飛び越えていっているのに、飛び越えられずに問題が露呈したのでしょうね。私には、一般常識や社会規範の乏しさ、問題対処能力の低さ、感情統制の悪さ等が絡み合って起った事件に見えて仕方ない。
それにしても、テクノロジーの進歩は、簡単に人を傷つける道具をより一層身近なものにした。一寸した判断の誤りでとんでもない惨事になってしまうことをテクノロジーの恩恵を受けている者は、肝に銘じておくべきであろう。気がつかなかった、想像してなかった、気持ちを抑えられなかったでは済まされない。
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