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修行時代

2007年10月 2日 (火)

口は禍のもと

あああー、やられた。

 迂闊だった。不覚だった。同じ職種の同僚に、休職中の職員の病名は何だと思う、と聞かれ、ADHD、と感想を漏らした。そして、根拠を説明してしまった。

 身内のヒソヒソ話と理解していたが、なななんと、同僚は休職中の職員の主治医に、あの人が病名はADHDって言ってました、と言う具合で喋ってしまった。主治医は勤務先のNo.2の医師。当然のことながら自分の診断にけちをつけられたことと休職中の職員の噂をしたことでお怒り状態に。あああ、辛い。

 喋った本人は他人事。見様によったらみんなADHDだ、なんて抜かしてる。やっぱりこの手の話には首を突っ込まないでおくべきだった。

 やれやれ。

【お薦め本】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
成人期のADHD―病理と治療
「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み
「わかっているのにできない」脳〈2〉エイメン博士が教えてくれるタイプ別ADD対処法
ADHDの臨床 ―21世紀からのアプロ−チ 現代のエスプリ (No.414)
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2006年9月16日 (土)

日本心理臨床学会第25回大会 学会参加者の服装

 学生時代から学会に参加する時は、会場に迷い込んだ不審者と言う格好をしていた。よれよれのTシャツ、Gパン、草履。昔は、こんな格好で学会のような集まりに参加するのは、変り者か、ソーシャルワーカー位だった。臨床心理士と言うと、しっかりした服装で参加していた人が殆どだった。

 こんな事を思い出す。…と言うのも、最近では、ラフな格好の人や最先端若しくは時代遅れな奇抜なファッションの人が増えて来たからである。時代も変わって来たんだとつくづく思う。ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)は余り変わっていないのですが…

 個性溢れる臨床心理士が増えて来たと解釈でもしておきましょうか???



【この分野に興味のある方へ】
臨床心理士になるために
心理援助の専門職になるために―臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト
臨床心理士に出会うには
「臨床心理士」をめざすあなたへ―高校生からの臨床心理学

日本心理臨床学会第25回大会 あんた、誰???

 男が名前を名乗ると、あんた、誰???。余所の会場と間違えているをぢゃぁ???。いきなり、受付嬢が、こんな感じの発言をした。

 その後、男は必死になって間違いないことを説明したが、受付嬢も同様の対応をした。結局、埒があかなかったので男は身元を開かした。

 相手は、な、な、なんとここの会場の講師の先生であった。一瞬、場は凍り付いた。しかし、早々に場に居合わせた少数の受講者は誰一人とそれが誰であって、まさか講師だとは思っていなかったので、何となく間違えてもしょうがないね、って雰囲気が漂い、直ぐに平静を取り戻した。

 それにしても、もっと早くここの会場の講師だと名乗ればよかったのに…。名乗れぬ、若しくは名乗りたくない理由があったのでしょうか???。あったような…。おほほほほ…



【この分野に興味のある方へ】
臨床心理士になるために
心理援助の専門職になるために―臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト
臨床心理士に出会うには
「臨床心理士」をめざすあなたへ―高校生からの臨床心理学

日本心理臨床学会第25回大会 正直な椅子

 日本心理臨床学会第25回大会のワークショップに行って来ました。今回の会場は、関西大学。机と椅子が据付だった為、椅子しかなかった去年の京都国際会館の時とは違って、メモが取り易かったし居眠りもし易かった、と言うの声が聞こえてきました。しかし…

 しかし、大学の教室に据えつけてある椅子ってそんなに上等のものではありません。体を動くとキリキリと大きな音が出るのです。

 講師の話がくだらなくなってくると、面白くないぞ、って感じで受講者の体が抵抗する。話に集中出来ずに椅子の座り心地の悪さが気になって気になって、モゾモゾし始めるのです。しかし、話をちゃんと聞いていますよ、なんて講師の顔
を見て意思表示をするのです。でも、椅子は正直。キリキリと音を出すのです。心と体は裏腹って感じです。

 あちらから、こちらからキリキリと音が出てくると、講師の話に受講者はうんざりと言うバロメーター。うんざりするような話題になると、一斉に音が出る。そうぢゃない時にはシーン。少なくとも受講者は気付いていない様子。

 講師は気付いているのだろうか???。話すのに必死で気付いていなかったと思うが…。気付いてしまったら…。ふゝゝ。



【この分野に興味のある方へ】
臨床心理士になるために
心理援助の専門職になるために―臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト
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「臨床心理士」をめざすあなたへ―高校生からの臨床心理学



【関連blog】
日本心理臨床学会第25回大会

2006年3月25日 (土)

採用試験にて

 論文のテーマを提示したのに、テーマから逸れてしまう人がいる。「…さておいて」、と話を変えて、自分の知っている事柄を書き始めてしまう人がいる。これは少数事例ではなく、四人に一人位。折角、専門分野の筆記及び面接試験で良い点数を取っておきながら、もったいない話である。別に現場での専門的な経験が必要な訳ではなく、一般的な知識があれば、答えられるものなのに…

 何故こんなことが起きるのだろうか。

 専門的な知識の乏しさがあるのかもしれない。しかし、それが大きな要因ではなく、知識を運用するための知識が欠如していたり、知識と知識とを関連づける事が出来ない感じである。つまり、知識の身につけ方に問題がある。単に知識を寄せ集めているだけなのだ。これでは文章化するのには支障を来しても当然と言うものだ。

 試験官には色々な採点基準があるのでしょうが、論文では何でも書けば良いものではないと考えています。提示された枠組み(テーマ)の中で力を発揮するのが最低限のルールというものではないでしょうか。何とか合格したいと言う気持ちも分かりますが、気持ちが強過ぎると逆効果と言うこともあります。

2006年3月18日 (土)

ひきこもりを未然に防げるのか??? 講演会でのしどろもどろ

 以前、ひきこもりの講演会で、ひきこもりの早期発見・早期予防をすべきではないか???、出来れば未然に防げたら良い、と言う質問が当事者家族から出た。我が子は、ひきこもりの兆候を学校で気付いてもらえなかったから、悔しく思っていると言うことであった。如何やら、ガンでも早期発見・早期治療の為の定期健診が常識になっているのに、ひきこもりでもそんな風にしても良いのではないかと言う発想だった。

 この質問に、講師は、ひきこもりには性格的に自閉的な傾向があると言いながらも、非常に困ってしまった感じ。しどろもどろになってしまっていました。


 話をしている途中でこんなことに気付いてしまったんでしょうね。
 性格的な特徴があると言うことだけで、それをそのまま早期発見・早期治療に用いる訳にはいかない。『あなたは自閉傾向があるので将来やばいよ。(問題が起こっていないのに)治療を開始します』とは言えないだろうし、はいそうですか、と頷けないだろう。


 ひきこもりは、少なくとも近い将来大問題になってくるだろう。早期発見・早期治療が出来ると良と思うが、まだまだ分からないところが多く、そこまで辿りつけていないのが現実なのだ。今のところ、問題が生じてから出来るだけ早く対応するのが良いのかもしれない。



【関連の本】
「ひきこもり」救出マニュアル
ひきこもり支援ガイド
ひきこもりカルテ―精神科医が語る回復のためのヒント



【関連blog】
噂 ひきこもりの人達と関わってくれるのはどこ???
ニートと中高年フリーター問題は、今後深刻化する
社会的ひきこもり

2006年3月17日 (金)

舞台裏

 この精神科医は、実は有名な精神科医。数冊ほど専門書を執筆し、良い仕事をしているので、専門家の中でも人気が高いですし、患者さんからの人気も高い。見かけはダサダサですが、精神科医としてのセンスは光っています。

 しかし、この精神科医は、患者さんには過度に優しいのですが、保健婦や相談員を怒鳴り散らします。その為、公の機関で眺めている知り合いの精神科医たちは、この状態を、バランスが悪くて普通じゃない、如何してスタッフにも優しく接することが出来ないのか、と感じていたそうです。また、この精神科医に怒鳴られる保健婦や相談員は、才能は認めながらも直ぐに怒る精神科医として、認識していました。

 公の機関では、ちょっと指導的な立場を取り過ぎてしまったのでしょうか???

 こんな感じで舞台裏が見えてしまうと、少々イメージが狂ってしまいます。患者さんの評判が良い先生が、実はスタッフの評判が良くないなんて事も多々あります。舞台裏を見てしまうと、医療に掛かり難くなってしまう感じです。自分の勤める医療機関で治療を受けようと思う職員、って舞台裏を知り過ぎているので、案外少ないと聞きます。

 勤務先の医療機関では、外来診察代は免除なので、風邪の時等は診察を受ける職員は多いです。しかし、風邪より重い病気の場合は、余所の医療機関を受診する人が大半です。ただ、余所に行くと看護師さんから、ウチなんかより良い医療機関に勤めているのに如何してウチなんかに受診されたんですか、等と言われます。

 本当の所は、どこも似たレベルなんでしょうね。

2006年3月10日 (金)

精神医学の講演会で…

 先日、自治体主催の精神医学の講演会がありました。ちょっとテーマに興味があったし、参加無料と言う言葉に誘われて、出かけていって参りました。参加者は、精神医学の専門家から、当事者、当事者家族、学生で、大きな会場の7割が埋まりました。よく観察していますと、この手の無料の講演会は、真中→後→前と言った具合で席が埋まっていきます。参加費を払う講演会が比較的前の方の席から埋まっていくのとは、対照的です。

 講演が始まってまもなく、学生らしき数人が遅れて、やってきました。後ろの方で、何処に座るのか大きな声で相談する学生達。当然、周囲から苦情が飛び出します。それでも後の方で席を確保したい学生たち。席探しに夢中です。椅子に座りに来たのか、話を聞きに来たのか、どっちなんだろう。ハッキリして欲しい。話を聞きに来たのであれば、とっとと空いている前の席に座った方が良いし、椅子に座りに来たのなら講演終了後に好きな席に座れば良いぢゃないか、と思った私です。



【役に立つ本】
追補 精神科診断面接のコツ
対話の技―資質により添う心理援助
カウンセリングを語る〈上〉
カウンセリングを語る〈下〉
自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法
論理療法による三分間セラピー―考え方しだいで、悩みが消える

2006年3月 9日 (木)

間違ったアイデンティティ

【事例】
 10代後半の女性の患者さんから、痛みがあるので背中〜腰にかけてマッサージして欲しい、と言われた医療技術系専門学校の男性実習生がいた。そして、「自分はマッサージ師とは違う。自分はマッサージ師として実習に来ているのではなく、医療技術者として実習に来ている。マッサージ師の実習生が来時にお願いして下さい」と言って笑いながら断わった。この患者さんは、女性スタッフのところに行き、摩ってもらった。
 その後、実習生に対して、「痛いといっているのに如何してマッサージしてくれなかったのか。何故、笑いながら断わったのか」と騒ぎだし、この患者さんから実習生への攻撃が激化し、大きな問題へと発展していった。


 もともと、この患者さんが実習生に恋愛感情を抱いており、実習生は、日頃から恋愛感情を向けられるのは迷惑だし、(今回の要求も)気を引くための行為だと思って迷惑だった、と話している。そして、迷惑の気持ちを、マッサージ師の実習生が来た時にお願いして下さい」、と言う表現で表し、我ながら巧く言えたと思って笑ったのだと言う。また、専門以外のお願いだったので専門性を軽んじられたと感じて面白くなかったのだと言う。


 若い女性の背中〜腰を揉む、と言うのは、男性としては微妙な部分だけに、変な誤解を生む恐れがあるので、医師の指示とかがなければ出来るような行為ではありません。こんな風に一般論を理由に断われば良かったかな、と思うのですが、この患者さんの恋愛感情にまんまと巻き込まれてしまって、行動化してしまった感じです。こんな失敗は付き物です。いい勉強になったのではないでしょうか。

 それにしても、専門性を軽んじられた、と言う辺りはどうも頂けません。確かに職業アイデンティティは大切にしていかなければならないと思います。でも、壁を作るようなアイデンティティであっては、拙いのではないかと思ってしまった私です。



【役に立つ本】
境界性人格障害(BPD)のすべて
BPD―境界性人格障害のアセスメントと治療
人格障害の臨床評価と治療
境界例の治療ポイント
心の病いの治療ポイント―事例を通した理解

2006年3月 1日 (水)

頑張れ、研修医!!!

 精神科研修の一環で、中堅の精神科医の外来の見学をしていた研修医の初日。

 午前の診察が終わりかけた時に来た患者さんは、イライラ状態。ちょっとした刺激にも反応しそうな雰囲気。やばいかも…、そんな話を精外(精神科外来)の処置室で話していました。

 案の定、診察の最中に、不穏状態になって、爆発寸前。そして、不穏状態も頂点に。立ち上がって、診察医に殴りかかろうとしたその時、研修医逃亡。医局にまっしぐら。尚、診察医は、毅然とした態度で対応し、殴られる事はありませんでした。

 振り返りの場面で、研修医は、ヤバイと思って逃げた、との報告していました。遠く離れた医局まで逃げてこないようにと注意を受けていたみたいです。それにしても、不穏状態を収拾させた診察医のテクニックを見逃がしたのは、もったいない、としか言いようがありません。

 この研修医は、精神科志望とのことだそうです。次は、逃亡しないように頑張って下さい。



【役に立つ本】
追補 精神科診断面接のコツ
対話の技―資質により添う心理援助
カウンセリングを語る〈上〉
カウンセリングを語る〈下〉
自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法
論理療法による三分間セラピー―考え方しだいで、悩みが消える

2005年10月13日 (木)

実録 精神病院 薬薬薬

 昔々そのまた昔、或る精神科の病院に精神薬を大量処方する先生がいました。この先生の薬の処方は半端ではなく、朝食後20錠、昼食後20錠、夕食後20錠、眠前に10錠、と言った具合でした。それでも、患者さんの多くは、「これで病気が治るのなら」と必死に飲んでいました。

 或る日、この先生が辞め、新しく先生が来ました。新しい先生は、尋常でない薬の量に腰を抜かし、「これでは副作用が出た時、どの薬のせいか分からない。それならわしが皆の為に薬を減らしてやろう」と言い、不必要な薬を抜きました。

 すると如何でしょう。患者さんの様子が変わってきました。みるみる変化です。「薬が減ったら、病気が悪くなっちゃう。元に戻して…」と訴えました。更に、「ヤブ医者に掛かっていたら一生入院させられてしまう」と言う患者まで現れ、患者さんが減薬の不安で一斉に調子を崩し始めたのです。驚いた先生は、必死に「今まで必要のない薬を飲んでいたのですよ」と説明しますが、信じてもらえませんでした。

 来る日も来る日も先生は説明をしました。そして、やっと先生の行為が正しかったと信じてもらえたとさ。


 それにしても慣れ親しんだ習慣は、それが悪しきモノでもなかなか修正が出来ないのでした。

2005年8月 7日 (日)

ある病院経営者のお部屋

千客万来のドデカイ表装

入り口を見据える招き猫

 もう年齢が年齢なんで引退されたと思うけれど、この先生の部屋にはこんなものが備え付けてあった。何か漫才のネタのようなお話なんですけど、私、しっかり、記憶しています。

 当時、患者さんが、これを見たら、営利目的で、薬・検査漬けにされそうで怖いなんて感じるだろうな、ふ、ふ、ふ、そんなことを思って、私、眺めておりました。

2005年5月31日 (火)

吸血鬼の棲む病院

 これは、実際にもう15年以上前にあったお話である。

 この病院には、吸血鬼が棲んでいるんか。患者から、血ばっかり抜いて。吸血鬼に飲ませているんやろ〜。一寸、血の抜き過ぎと違うか。食事では、肉を全く食わせないで、血ばっかり抜かれていては、精神の病気が治る前に身体の病気になってしまう。

 殆どの患者さんは言われるがままに採血を受けていたが、この患者さんは違った。その時調子が悪かったこともあり、最もらしく、こう叫んだのだ。

 この病院は、法律の範囲内で保険点数を上げるのが巧かったので、採血の回数が多かった。また、入院食は植物性たんぱく質で十分だと言って、肉は殆ど出なくて、豆腐のオンパレードだった。しかし、暗黙の了解事項だったため意義唱えるものは、職員・患者さんの誰一人としていなかった。そんな中での採血や入院治療食に関する批判であった。これを聞いた職員や患者さんは、皆固まっていた。

 どうなるか、と思って、眺めていたら、暫く沈黙が続き、笑いが一斉に起こった。誰もが腹の底で思っていたことを、この患者さんが代弁したのだ。ストレートに批判しなかったのが、良かったようだ。ストレートに批判していたら、調子が悪い患者さんと見なされ、…になっていただろうなぁ。

 正直言って、事が大きくならなくってホッとしたのを覚えている。暫くの間、この光景が、恰も『裸の王様』の結末のように見えて仕方がなかった。

2005年3月 5日 (土)

挑発すると…

 昔のお話。この世界に飛び込んで日が浅かった時のこと。
当直の夜、アルコールで虎になっている男からの一本の電話。「入院中の〇〇の内縁のもんだが、今から行くから面会をさせてくれるだろうな!!!」、時間は20時を過ぎている。

 まぁ、このような無理難題を突きつける方は、結構いらっしゃいますので、「申し訳、御座いませんが、面会時間を過ぎて降りますので、病院の規則では面会は出来ません」と、一通りの文句を丁寧に伝える。

 すると、「誰や思ってるんだ」とお決まりの文句で凄んでくる。「お前なんかとは話にならん。院長を出せ」と言ってくる。やはり、丁寧に対応。

 その内に、シャブを打ってるの知ってるだろ、前科があるのも知ってるやろ、とその手の話が主流に。面会を諦めて下さい、と頑なにお願いする私。「若いくせに舐めた口を聞くのは許せん。若い奴を連れて今からそっちに乗り込んで話をつけてやる」と。「聞いてませんでした。もう一回言って下さい」と私。この挑発で、相手の怒りはもう頂点。「今から殴りこみに行ってやるから…」に対して、「来るのなら、来てみろ」と武闘派の私。

 23時頃、来てみろと言われたから来た、と御一行さんが到着。総勢3人。まさか、本当に来るとは…。変な挑発、少し後悔。しかし、降りかかった火の粉は自ら払い除けていかないと。

 内縁の夫が、先陣を切った。弱い犬は直ぐ吼える、そんなものだ。「面会させろ」、と未だ言って来る。後は、電話での訴えと同じ。語気も荒い。ただ、言っている内容もワンパターン。そして、若い衆は何故か遠く離れたところで見守っている。若しや…

「お連れの方が若い衆ですか。何もしないで兄貴分に手間を掛けさせるとは、親分さんに恥をかかせる行為ぢゃありませんか。普通は若い衆が言いますよ」と返す。すると、「止めて、帰りましょうよ。無茶だと言ってたんですよ。ご迷惑をかけてすみません。酒を飲んで言い出したら聞かないんで、いつもこんな感じなんです」と若い衆からの声。やっぱり。素人がその筋の方の振りをしていただけだった。その内、酔いが醒めると、逃げるように帰って行った。ふーっ。

 それにしても、当時関わってた患者さんにその筋の方が多くて、色んな話を窺っておいて良かった。翌日、早速、そんなエピソードがあったって、かなり格の高い方に話したら、以下のようなお叱りを受けた。

これからは挑発したら絶対あかんよ。相手にもメンツがあるからなぁ。特に下の奴等はよく吼えて、噛み付く。上のもんは黙ってるけど…、まぁ、そこは色々あるんやな。調べようと思えば、あんたの事位簡単に判る。こう話をしている中にもあんたに辿りつくだけの情報は一杯あるよ。世の中、色んな奴がおるからね…、不思議なことが起る。後悔しても遅い時があるよ

勉強になりました。

2010年3月

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