現在、娯楽の王様、と言えば、パチンコになるのでしょうか。しかし、その昔は、映画でした。映画から多くのスターが誕生しました。
その頃は、今のようにチラシやポスター等はそんなになかったので、映画館には大きな宣伝用の手描き看板が掛かっていました(大きな映画館になると立て看板までもが手描きでした)。看板には、映画のワンシーンが描かれていました。近くから見ると主演俳優の顔が似てないのに、遠くから見ると似ているので、子供だった自分としては、とても不思議でした。
そうですね。こんな手描き看板は昭和50年前後までは多くあったのではないでしょうか。そのちょっと前から、テレビが普及してきて、映画を娯楽の王様の座から追い落としてしまったんですね。そんな訳で至る所で映画館は潰れ、手描き看板も消えていったんですね。
さて、そんな手描き看板を描いていた人が、手描き看板が一時代を築いた時を振り返りこんな事を言っていました。「紙張り3年、描き8年」。どこかで聞いたような言い回しですね。師匠に弟子入りすると、絵を描くキャンバス作りのために木枠作りや紙張りの仕事を与えられ、その後、ぼちぼち絵を描く仕事を与えられたそうです。しかし、師匠も弟子に自分の技を盗まれまいと必死だったんだとか。特に看板の命だった顔は、弟子が寝静まった深夜に描きあげると言う徹底ぶり。またまた弟子は弟子でそれをこっそり覗いて師匠の技を盗む。こうやって巧の技が次世代に引き継がれていったんですね。
しかし、映画館の手描き看板は、時代の波に淘汰され、巧の技が次世代に引き継がれていくことはありません。淋しい限りです。
1980年12月8日、熱狂的なファンのマーク・デービッド・チャップマンは、ミスター・レノン、と叫びながら近寄り、拳銃より放たれた5発の銃弾は、4発がジョン・レノンに。そして帰らぬ人になった。射殺後、警察が現場に到着するまでの間、チャップマンは、ソワソワしながら小説『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいたのは有名な話である。
ジョン・レノンがこの世を去って25年経った今年、カナダの映画会社が、チャップマンの心理を描いた映画を製作すると発表した。制作は来年1月から始まり、同年内の公開を予定している。映画のタイトル“Chapter 27”は、逮捕時チャップマンが読んでいた『ライ麦畑でつかまえて』がChapter 26(26章)までしかなかったことに由来しているとのことだそうです。
チャップマン役:ジャレッド・レト
主な出演作には、『キルトに綴る愛』、『ファイト・クラブ』、『17歳のカルテ』、『アレキサンダー』。以前、キャメロン・ディアスとお付き合いされていた方ですね。
チャップマンが心を通わせる架空の女友達役:リンゼイ・ローハン
主な出演作には、『ファミリー・ゲーム/双子の天使』、『フォーチュン・クッキー』。『フォーチュン・クッキー』では、マライヤ・キャリーの元夫に誘われて、エンディングテーマでCDデビューも果たしています。
製作者の自己満足な意味不明映画にだけはなって欲しくないと思うのでした。そんな風になりそうで危惧しています。