発達障害の方との心理のセッション中、ひょんな事から、動物園の話になる。相手はぞうぶつえんを繰り返す。
ぞうぶつえん。それはなんぞ???。聞いてみる。
どうぶつえん、と言う音韻がこの人には、ぞうぶつえん、と聞こえるらしい。そして、象がいるからぞうぶつ園、と50年間そんな理解をしていたらしい。
恐らくこうした聴覚刺激の不正確な把握は一例なのだろう。
音韻に対する認識力が持てるようになると、読字能力は安定していく。この方の場合どうなのだろう。少し苦手で、しっくりいかない点は、誤った意味付けがなされるようだ。
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素人向け、専門化向けを問わず、成人期の広汎性発達障害のガイドブックにも、三つ組みの障害についての説明が載っている。そして、成人期の広汎性発達障害者なら三つ組みの障害があるようなことが書いてある。そんな訳で、診断をする際に三つ組みの障害の有無を重要視する精神科医や臨床心理士は多い。
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三つ組みの障害
社会性の質の偏り(社会性の障害)
コミュニケーションの質の偏り(コミュニケーションの障害)
社会的イマジネーションの質の偏り(想像力の障害)
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しかしながら、実際のところ、成人期の広汎性発達障害だろうと推測しても、三つ組みの障害がないと言う理由で、『広汎性発達障害』と言う診断を回避してしまうケースは少なくない。そして、統合失調症、双極性障害、解離性障害等々の診断がなされてしまう事が多く、治療をより難解なものに導いてしまう。
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患者さんや家族からお世話になった御礼と言うことで断り切れずに受けとる羽目になったお菓子を黒いお菓子と呼んでいます(あくまでも職場での隠語です)。黒には、後ろめたい、と言う意味を含ませています。
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一寸前の時代になるが、『心の理論』は、イギリスで受けに受けまくった(因みに、アメリカでは相手にされなかった)その影響を受け、日本でも自閉症スペクトラムと『心の理論』との関係が持て囃された。自閉症スペクトラムの基本症状を、人の気持ちが判らない事(相手の欲求、意図や信念等の心理的な状態を把握する認知能力に特異的な弱さがある事)、とサイモン・バロン・コーエンは考えた。そして、賛同者が増えた。
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心の理論
他者の心の動きを類推したり、他者が自分とは違う信念を持っていると言う事を理解したりする機能。1983年から開始された『心の理論』の発達的研究で、幼児期の4歳と、児童期の9歳頃に発達の節目がある事が分かった。また、『心の理論』課題の通過は言語性 IQと強い相関関係がある事も分かった。
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自閉とは、人に合わせるより自分の時間や世界を大切にする傾向。
こんな風に私は理解して、患者さんに説明をしています。でも、自閉って何、と尋ねられて、自閉と言う言葉について説明するとなると、難しいですよね。
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