片づけが苦手(方向音痴)だから自分もプチ発達障害、と発達障害の方に語る医療従事者が少なからずいる。中には本当に発達障害の医療従事者はもいるだろうが、多くは発達障害の方と親近感や信頼感を増そうと思ってこんな事を言う医療従事者も多のではないだろうか。医療だけでなく、福祉や教育の場でもこうした光景は多いのではないだろうか。先日もそんな事を講演会で言っていた大學の講師がいた。
最近、入院中の複数の発達障害の方が、こうした医療従事者による『似非発達障害宣言』が苦痛であると語る。片づけが苦手(方向音痴)だけで発達障害って軽々しく口にして欲しくない、発達障害はそんなものではない。定型発達の人が普通に出来る事でも工夫や努力が要る。今まで症状の辛さを聞こうとしたこともない等々。訴えは尽きない。
発達障害宣言をするなら症状から日頃の苦労や努力が見えるようになってからにして欲しい、と思う私。
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通帳の記帳はこまめに行う。残高の把握はしっかりしておく事。残高が足りなくて自動引き落としがされないと言う事がよくある。簡単な事のように見えるが、継続して行うのは発達障害者(ADHDやADD)が苦手とするところだ。家族がいる場合、しつこく促したり、代わりにする事でトラブルに発展する可能性を下げる事が出来る。しかし、単身者の場合、そうはいかない。自動引き落としがされなかった事に気付かないと、電気やガスを止められたり、携帯電話を止められたりしてしまう。また、引き落としがされているものと思い込んで生活費を全て遣い切ってしまうと、翌月に以降に支払いをしなくてはいけなくなり、生活費が減ることになる。こうしたことが続くと、生活保護受給者等の収入が少ない人の場合、生活破綻のきっかけとなる。従って、単身者の場合、残高の把握を促すサポーターが必要になってくるのである。
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或る特別養護老人ホームに顔を出す。ここでボランティアとして活躍している中の数人は私が関わっている発達障害の人達である。二人のボランティア・コーディネーターのスタッフが上手にフォローして下さるので、密かに発達障害の人達の支援の場として利用させて貰っている。密かにと記したのは、有名になってしまうと人が殺到してしまうからである。紹介した発達要害の人達は、ボランティアをしながら、社会勉強をしたり、肯定的なフィードバックを受けたり、他者の支援をしたりしている。最近では、ボランティアとして先輩の発達障害の人が後輩を支援してくれるので、とても感謝している。今までは、そう言う支援がなかったので、ボランティアが続かない人も多かった。しかし、この支援のお陰で継続する人が増えた。こうした支援でボランティアを始めた人達が、また後輩の支援をして行く。こう言うものが次の人に受け継がれていくと言うのは、何だか嬉しい。
紹介したまま放っておく事は出来ないので、時々顔を出しに行く。皆、活き活きとボランティアしている。随分逞しくなっている。昔に比べ、一皮も二皮も剥けた感じ。入所老人への対応も専門家と称する職業の人達より上手。見習う所が多かったりする。
続きを読む "発達障害 ナチュラル・サポーターによるボランティア支援" »
発達障害の人の中には、突出した能力のお陰で成功をおさめている人達がいる。同じ障害なのだから、自分にもそんな能力がないか、と探す人がいる。しかし、それは限られた人達に限定された事で、多くの人達は大きく落ち込んだ能力により、能力を充分に発揮出来ない人の方が圧倒的に多い。また、能力を充分に発揮出来ない人の中には、周囲が信じられない程、能力を発揮出来ない人がいる。更に、そんな中に信じられない程深刻な能力を発揮出来ない人達がいる。彼らは理解力に問題があったり、手順通りに作業を進めなかったりして失敗を繰り返す。そして、失敗の度に、運がついていないだけよ、なんて慰められる事が幼少期から続く。すると、自分は運がついていないから上手く行かない、と学習していく。
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小難しいセッションややたら厳しい事を要求するセッションは、発達障害の患者さんにとっては反治療的になるかもしれない。そうしたセッションからドロップアウトしてしまう患者さん達は、話を理解出来ない事や要求を満たせなかった事で、やっぱり私はダメ、と考えがち。それでも、精神科医や臨床心理士が有効と考えるから…、とセッションを好意的に受け取り、更なるストレスを溜め込む。
正直に言ってくれないとわからないので、伝えられそうなら伝えて欲しいのですが、なかなか伝えられないのが現実。中には、心の専門家なので、何も言わなくても分かってくれると思っている人もいる。そんな事は有り得ません。念のため。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 小難しいセッション" »
LDの場合、視覚の弁別に差はない。しかし、聴覚弁別能力が劣る。その分、刺激の持続時間を長く、刺激間隔を短くする必要がある。
続きを読む "発達障害 学習障害 刺激提示について" »
発達障害の方との心理のセッション中、ひょんな事から、動物園の話になる。相手はぞうぶつえんを繰り返す。
ぞうぶつえん。それはなんぞ???。聞いてみる。
どうぶつえん、と言う音韻がこの人には、ぞうぶつえん、と聞こえるらしい。そして、象がいるからぞうぶつ園、と50年間そんな理解をしていたらしい。
恐らくこうした聴覚刺激の不正確な把握は一例なのだろう。
音韻に対する認識力が持てるようになると、読字能力は安定していく。この方の場合どうなのだろう。少し苦手で、しっくりいかない点は、誤った意味付けがなされるようだ。
続きを読む "発達障害 音韻の分別と読字能力" »
職場の健康診断の季節がやって来た。期間は2ヶ月。その間に受診することになっている。私はバリウムを飲むのが大嫌い。嫌な事は直ぐに済ませてしまうと、早々に済ませる。同じ部署のお局心理士は、日頃の不摂生を解消してから健康診断に臨む。それぞれに色々な思惑がある健診。
続きを読む "健康診断の季節にいつも生じる事" »
5人部屋以上の大部屋であれば、ベッド代は入院代の中に含まれています。しかし、大部屋は嫌だと言う人が少なからずいます。その際に登場してくるのが、差額ベッド。1984年から認められるようになりました。差額ベッド代は、病院が自由に設定して良い事になっています。 差額ベッド、正式名称は『特別療養環境室』。差額ベッド代を徴収するには次の4つの条件を満たす必要があります。
- 1室に4床以下であること。
- 一人当たりの面積が、6.4㎡以上であること。
- ベッド毎にプライバシーを確保する設備があること。(カーテンでも可)。
- 個人用の私物収納設備、照明、小机、椅子等があること。
勿論、健康保険は利きません。高額療養費制度や所得税の医療控除の対象にもなりません。全額自己負担となります。ご用心、ご用心。
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発達障害の方から、歯科受診に付き添って欲しい、と頼まれた。歯が痛いので行った方が良いのでは、と判断したと言う。こんな風に判断した背景には、ナチュラルサポーターを務めてくれていた発達障害者二人が歯科通院していた事が大きく影響している。二人が歯科治療を受けているのを見て重要性を学んだのだ。
この方には前回も付き添ったが、その時は歯槽膿漏が痛々しくて、見るに見かねてこちらからしか受診を提案した。何も困っていない、と訴えながら、渋々受診してくれた。歯科では、病名と症状を告げ、歯槽膿漏の治療と虫歯治療をお願いしたのだが、歯石を取っただけで治療終了となった。本人曰く、色々言われ、答えられなくて固まっていたら終わってしまったと言う。
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イラッとした時、パニックを起こしそうな時、不安に襲われた時、深呼吸をしてリラックスすると良い、と聞いたことはありませんか???。専門家が読む文献の中にも、こうした対応が有効、と紹介されている事があります。
数年前まで、私も、ゆっくり、深く、お腹を使った深呼吸が有効です、と患者さんに紹介した事がありました。某医大の精神科医から、(患者さんに)過呼吸発作を起させるつもりか、なんてフィードバックを受けました。
イラッとした時、パニックを起こしそうな時、不安に襲われた時、呼吸は浅く早くなって十分酸素を取り込めなくなってしまうので脳の機能が低下してしまうのでゆっくり、深く、お腹を使った呼吸法は有効なのでは???、専門書の中にもこうした呼吸法が有効だと書いてある事なのに感じ悪いなぁ~、と思いましたが、その通りにするようにしました。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 自分を落ち着かせるための呼吸法" »
3年もの年月を経て、広汎性発達障害と言う確定診断にたどり着いた成人期のケースがある。診断が難しかった訳ではない。寧ろ、診断しやすいケースだった。ただ主治医が易々と発達障害と診断する事に躊躇いがあっただけの事だった。
主治医退職に伴う引き継ぎ期間に治療療の仕切り直しをして行く事となった。そして、広汎性発達障害を考えている、と新主治医より伝えた。
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3月11に起こった東北・関東を襲った東北太平洋沖地震は、大きな被害をもたらした。すぐさま都道府県からの要請で医療機関にボランティアの呼びかけがあった。
私も16年ぶりに医療ボランティアに参加してみようと考えている。しかし、勤務先の事務方の話では、調整役を担っているところが、パンク状態。いつ、どこにボランティアを派遣したら良いのか、情報が錯綜して収拾がつかない状態と言う事らしい。その為、多くの医療機関でボランティアの準備が整っているのに、未だに目途が立っていないらしい。勤務先では、予定していた第一陣が中止となった。いつになったら、本格的な派遣が始まるのだろうか???
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東北・関東大震災が発生して、数日が過ぎた。TVでは、昼夜を問わず特番が組まれた。当初は、津波、火事、災害の傷跡が残る被災地、原発の事故が中継された。そして、徐々に被災者が画面に晒されるようになってきた。容赦なく津波で受けた心の傷を聞き出そうとする取材記者。容赦はない。
3月13日夜、TV朝日系列で古館一郎アナがアンカーを務めた地震特番での被災地中継は酷かった。避難途中に迫り来る津波に連合いをさらわれた被災者と最初に紹介した。その上で、被災者は状況を語り、最後に、(一緒に逃げていたのに)振り返ったらいなかった、と言う言葉で結んだ。しかし、取材記者は被災者に追い討ちをかけるように、どうなったんですか、と明確化を迫った。泣き崩れる被災者。
そこまで明確化しなければいけなかったのか???。わざわざ言わせるまでもなく、想像はつきそうなものだが、この取材記者は分からなかったのか???。ディブリーフィング(Debriefing)のつもりだったのか???
この行為が心の傷をえぐるような行為にしか見えなかった。
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同級生から、ねぇーちゃんと最近お風呂に入ってる、と聞かれ、ほとんど入ってないのがばれた、と勘違いしたAさん。入っていないので仕方がないと諦めて、入ってない、と正直に申し出た。そうしたら、中学生の分際で入っている訳がないよな、と返って来た。その時咄嗟に、中学生にもなると風呂に入らないのが普通なんだ、と理解したらしい。
友人は、ジョークのつもりで、姉ちゃんと風呂に入っているか、と聞いたらしい。しかし、Aさんはちゃんと入浴しているか、と勘違い。
人気のないお笑い芸人のモチネタのような話だが、20年以上信じていた。そして、医療に掛かり出してから、入浴指導を受け、毎日入浴する事の大切さを知った。
患者さんの行為には、それなりの理由があるものだ。そんな風に感じる事が実に多い。
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アサーションとは、コミュニケーション・スキルの一つで、自分の事も他者の事も考えるような相互尊重する自己表現のことです。言葉だけでなく、それ以外(非言語)の表現が合さって有効に機能します。非言語的な表現とは、視線・表情・姿勢・動作・対人距離・身体接触の仕方等の視覚的なもの、声の大きさ・話の流暢さ・速度・テンポ・明確さ・反応のタイミング等の聴覚的なものがあります。これらは、情緒的な表現場面で大きく影響を与えます。
アサーション理論に基づきコミュニケーションを分けてみる。
●攻撃的(アグレッシブ)
自分の事だけを考え、他者を踏み躙る表現。
私はOK、あなたはNot OK。
●非主張的(ノンアサーティブ)
他者を優先し、自分の事を後回しにする表現。
私はNot OK、あなたはOK。
●アサーティブ
自分の事も、他者の事も考える表現。
私はOK、あなたもOK。
コミュニケーションのタイプを具体的に示してみたいと思います。ちょこっとこんな場面を思い浮かべてみて下さい。
『或る病院○○科の待合室。連休明けなので患者さんで溢れかえっています。診察室は4つあり4人の先生が診察をしています。一番手前の診察室の前で待っています。なかなか自分の名前は呼ばれません。他の診察室の患者さんはどんどん呼ばれています。自分より後から受付した人までも呼ばれています』
Aさんの看護師に対する関わり。
ずっと待っているのに、全く名前を呼ばれない。どう言うつもりでおるんや。こっちは困っているから早くから来て待っているのに。他人事と思って、とろとろ仕事をしてもらったら困る(言いたい事を思いっきり吐き出してすっきりのAさん。しかし、Aさんがいなくなってから看護師が、あんな言い方はないよね、とぶつぶつこぼす)。
Bさんの看護師に対する関わり。
(早くして欲しいと思っているが、)連休明けだから込んでいるので、呼ばれなくても仕方がないですね(そんな事を言いつつ、陰で文句を言うBさん)。
Cさんのの看護師に対する関わり。
連休明けで病院に患者が殺到して忙しいのは分かります。ただ、他の診察室はトントン拍子で診察が進んでいるのに、この診察室だけな患者さんが呼ばれないので、もう少し早くして頂けると嬉しいです。
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脳の機能不全の結果生じる現象を個性と捉えるのか???、症状と捉えるのか???。即ち、発達障害によって生じる特性は、個性なのか???症状なのか???。立場にもよるが色々な考え方がある。どちらが正しいとか、間違っているとかはない。個性、症状をどのように解釈・分類するかだけのようにも感じる。
症状は聞こえが悪いから嫌、と言うだけで個性と呼んでいる人もいるかもしれない。言い方を変えただけに過ぎないが、こんな感じの人も少なくないのではないだろうか。ただ主観的な要素が強いけど。
また、病院に掛かっているんだから症状だ、なんて言う人もいるかも知れない。でも、病院に掛かっているだけで全て症状とされてしまうのも堪らない。
逆に、何もかも個性ですで済まされるものでもない。
個性と症状。何か目安があっても良いかも知れない。
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【チャレンジ日記とは】
認め合う関係を作る交換記録ツールです。
発達障害の人は、一日一倍に努力や頑張っているのに、発達特性により周りから怒られたり、貶されたりすることが少なくありません。こんな事が早々続くと、気持ちが萎えていってしまいます。先の見通しが持てずに、取り組む前から無力感に満たされてしまう事もあります。一方、周囲は周囲で発達障害の人に対して、感情的に反応してしまって否定的な見方ばかりになりがちです。
発達障害の人の努力や頑張りを周囲の人に目に見える形で伝え、周りの人はそれを認める機会を作るのが、チャレンジ日記です。
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情報は多ければ多い程、相手にとって分かりやすい、沢山の情報を伝えた方が間違いがない、と考える人がいる。しかし、多く伝えようとすればする程、情報伝達時間は長くなり、回りくどくなる。
そんな話を聞かされる側は、どんな気持ちになるか推測出来ますよね。
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発達障害が知られるようになり、啓蒙本を読む当事者や家族が飛躍的増えた。沢山詠んでいる内に知識を蓄え、詳しくなって行く人達がいる。しかし、内容を誤って理解する人達が少なからずおり、トラブルに発展する機会が増えているのも事実である。
特に目立つのが、発達障害者には周囲の理解と配慮が必要、と書いてあるのを文字面通り理解し、サポーターに対して配慮を過度に要求するケース。彼等は、サポーターが出来る限りの配慮をしているにも関わらず、それが分からないかの如く、周囲の理解と配慮が大切だ、と主張し要求する。残念ながら、サポーターの関わりには、限界がある。一人だけに関わっている訳ではない。どこまで理解と配慮を求めて良いのかは啓蒙本には書いてない。
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タケを割ると、中からかぐや姫ではなく、ベニカミキリが出てきました。余りに突然の出来事だったので、カメラを持参していませんでした。そんな訳で、一昨年撮影したベニカミキリの写真をアップ。
このベニカミキリ、幼虫の排泄物が花粉症やアレルギー性皮膚炎に効果があるとされていて、日本大学が研究中(ベニカミキリフラスを有効成分とする皮膚外用薬) 。そんな訳で、目下注目のカミキリです。尚、排泄物はベニカミキリの越冬している竹の中に沢山入っています。
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成人した障害者を抱えた家族は再発防止のため援助をして当然、と考える医療従事者は多い。家族なのに協力をしない、と言う愚痴をよく聞くのも事実である。また、障害者からも、家族の非協力さに対する不満を聞く。
冷静に考えると、家族に援助義務があるかと言えば、そうでもない。援助は家族の自発的な善意のようなもので支えられている。従って、強制を強いるものではないような感じがする。
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読解力の背景には状況を理解する力が必要となってくる。意味理解、表出には、文章を読み取る力として、経験に基づく豊かな感性が必要になってくる。感性は理論的思考でなく、右脳の発達に基づく。
続きを読む "発達障害の理解の為のヒント 読解力" »
『脳トレ』はボケ防止に効かない。これは、週刊文春の今週号に4ページにわたって特集された記事のタイトル。『錯覚の科学』と言う本を売るために態々センセーショナルなタイトルに仕上げたのだろう。
続きを読む "『脳トレ』はボケ防止に効かない" »
非言語性学習は聴覚、視覚のみでなく、触覚、味覚、嗅覚の感覚器からインブットされる刺激の影響が大きい。従って感覚器の障害は非言語性経験を歪めてしまう。
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病気の症状って一体何なの???。
どんな風に良くなっていくの???
このしんどさっていつまで続くの???
どの位、良くなっているの???
治るってどんな事???
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最近は、論文を中心に目を通してばかりで、本屋に足を運ぶ事は少なかった。今日、数年ぶりに大きな本屋に行って吃驚。こんなに沢山の本が出ているんだね。これではどの本が良いのか判断するのが難しそう。発達障害の本を探している人達は混乱してしまうよ。
続きを読む "発達障害 こんなに多過ぎてはどれが良いのか分からない!!! 発達障害の本" »
全ての患者さんに合う精神科医や臨床心理士は存在しない。また、全ての患者さんに合わない精神科医や臨床心理士も存在しない。合う、合わないは、患者さん夫々に違う。とても評判が良い精神科医なのに全く合わなかったなんて話も耳にするし、最悪なんて囁かれているのに物凄く良かったなんて話しも聞く。
合わないと感じている精神科医や臨床心理士から長々と治療を受けるのは、私は治療的でないと考えている。時にそういう状態を、害毒であるとか、人災とか呼んでいる。そして、インテーク(初回セッション)の段階で、もしも合わないと感じることが続くようなら中止を申し出て欲しいと言う事にしている。直接言い難ければ、リファーした精神科医に申し出て欲しいと話す事にしている。多いのか少ないかは計り知れないが、年に1度あるかないかの割合で、中止の申し出がある。申し出があった時は、申し出る事が出来た事を嬉しく思う反面、正直言って良い気持ちになれないのも事実。
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もしかしてボーダー???
発達障害バブルの昨今、とても懐かしい響きである。言わなくなったよな。最後に聞いたのは、さて何年前の事だろう。確か、医療機関でB.P.D.(Borderline Personality Disorder)が話題になっていたボーダーバブルの頃。私の中ではとっくに死語の範疇。
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昔、漫才で、通信教育で空手を習っている、と言うネタがあった。(空手は日々の鍛錬があって上達するものなので)そんなに楽して上達するはずがない、と言う前提があるので、多くの人たちが笑ったものだった。でも、楽して身に付く(強くなる)としたら本当に魅力的ですよね。
さて、新聞・雑誌・ネット・タウン誌等で、通信教育で心理カウンセラーの資格を取得、と言う広告を目にする機会は多くありませんか???。
こんな広告をよく見て、心理カウンセラーの資格って簡単に取れるんだ、と錯覚を起こしてしまう人が少なからずいらっしゃいます。身の回りにも、心理カウンセラーの資格があれば医療機関で働ける、と確信してしまう患者さんはちらほらいる。患者さんだけではない。看護師さんだって、カウンセラーの資格を取ったので患者さんを心の悩みから開放してあげられる、なんて…
実際のところ、思うように行くのでしょうかね。思うように行くといいんですけれど…
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数ヶ月前から補助金を受けて運営している作業所の利用者から、雰囲気が変り居心地の悪さやしんどさの訴えが増えてきた。理由は、利用している作業所のプログラムが就労移行へと変った、就労移行プログラムには不適(余所を紹介する)、と言うものであった。
最初に利用者からの訴えがあった時は、あそこの作業所はお高く留まったもんだなぁ、と感じた。しかし、その後まもなくして関係者から、『利用者の居場を提供するだけの事業はこれ以上いらない。就労移行に向けた事業を展開して頂きたい』と行政から連絡が入っている、と聞いた。
続きを読む "行政の誘導と作業所の方針の転換 就労移行プログラムにのれない利用者" »
ニワトリが先か、卵が先か、なんて論争がある。事実は一つではなく複数かも知れないけれど、考え方次第で色々な解釈って出来るよな、と思う。しかし、反面、どっちが先なんだろうね、なんて答を求めようとしたりする。答がでると、すっきりするから。
そんな論争であったが、先頃、終止符が打たれることになった。ニワトリが先らしい。最新のテクノロジーを駆使しての結果らしい。呆気ない幕切れ。
こんなニュースを聞き、以前、この言い回しが大好きだった患者さんの事を思い出した。
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精神科病院で患者の体を抑制するために行う身体拘束が4年間で1.3倍になった、と報道されていた。
精神科への入院は、患者全体数は年々減少している。その一方で認知症患者の入院は増加傾向である。そして、他疾患と異なって認知症患者には隔離よりも身体拘束がなされがちと言う調査結果がある。。認知症患者の入院の増加が、身体拘束の増加に繋がった、と言う解釈がなされている。
また、精神科への入院期間が短縮傾向にあり、患者の入れ替わりが激しい。その為、精神運動性興奮等の急性期症状への対処として身体拘束が増えたのはないか、と言う別の解釈もなされている。
こうした解釈は、拘束の時期や時間や対象がはっきりすれば真偽が分かる、と言うものだ。しかし、それ以外の問題点が存在する。
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止められない、止らない。分かっちゃいるけど止められなくなる薬物依存。後遺症だけでなく生活の破綻も深刻である。気軽な気持ちで手を出す人は少なくないが、後々起こる悲惨な状況を知らない人が多く、他人事のように思っているのだろう。
過去2回覚醒剤の使用で逮捕された田代まさしもそんな一人???。3回目の逮捕はコカインの使用と所持。体は小刻みに震え、痩せこけた風貌に昔の面影はない。見る限り依存状態は深刻で、生活は荒んでいるのが分かる。ご近所の人の話では、普段から体が震えっ放しで異様だったと言う。こうまでなってしまうと依存の深刻さが一目瞭然。
この男の使用前、使用後の姿を見比べ、使用を止まろうと言う人はどれ位いるのだろうか???。あんな風にはなりたくないと思う人がどの位いるだろうか???。
続きを読む "薬物依存 田代まさしを見て思う" »
話す事の問題と言うのは、
コミュニケーションが上手くいかない。
言葉の理解の仕方の問題。
言葉の用い方の問題。
一方的に喋る。
相手の話が聞けない。
相手の表情や意向が読み取れない。
話の背景にある意図や感情が汲み取れない。
背景に社会性の問題。
発音の問題。
発音が不明瞭→聞き難い→意思の疎通が上手くいかない。
続きを読む "発達障害 話す力の問題 原因とその対応" »
聞く力の問題には以下の原因があると考えられる。
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
聴力の問題。
理解力の問題。
言われている事が理解出来ない。
注意力の問題。
集中出来ずに最後まで聞けない。
記憶力の問題。
忘れてしまう。
上記4つの重複。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
続きを読む "発達障害 聞く力の問題 原因とその対応" »
医療系の某協会が、会員向けに治療技法のマニュアルを発刊するそうだ。そこに所属する知り合いが、発達障害の項目を任されてしまった、と言うことで相談にやってきた。勉強会で発達障害ケースの発表をしたのがお偉いさんの目に留まったのだそうだ。後にも先にも本腰を入れて関わったのは発表したケースだけなので…、と言う事で断わったけれど、発達障害は外せない、良い人材がいない、とのことで押し切られてしまったそうだ。
いつになっても、患者さん、患者さん家族、専門家は、発達障害、と名が付くと物凄い勢いで飛びつくのでしょうね。某協会は、治療技法が発達障害にも有効だとアピールしたかったのでしょうね。まぁ、よくある話なんですが…
続きを読む "発達障害 発達障害と付けば、まだまだ本は売れる" »
某駅近くにある皮膚科に子供を連れて行った時の事。
診察室に通されると年老いた医者が、今日はどうしたんだ、と言う。初対面なのになんてデリカシーのない医者何だろう、と思いつつ、診てもらうのだから我慢我慢、と言い聞かせ、飛び火をもらってしまったみたいです、と伝える。すると、医者でもないのにどうして飛び火だと分かるのか、と不機嫌そうに言う。飛び火が保育所で流行っているので受診するように、と返すと、保育所の嘱託の医者が言ったのか、と更に不機嫌そうに言う。医者でない旨を伝えると、診断は医師がするものだ、患者は診断名を口にするな、と言った。
二度と受診しないでおこうと決めた。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 迂闊にものが言えない" »
現在、某患者さんは不適応の真っ只中。通所サービスを利用しているものの、建物の中には入る事が出来ない不適応状態が1ヶ月以上続いている。不適応の理由は知らない。私は外来で関わっていないが、面識があるので、これまでなるべく声を掛けるようにしていた。しかし、不適応状態に突入して以降、意図的に無視をされていた。無視される理由は思い当たらない。
その後、通所サービス施設でスタッフとトラぶった事と「坊主憎いけりゃ袈裟まで憎い」と言う発想で関係者に対し敵意を露にしていた事を知った。まぁ、いつものパターン。この人はこれで好意的に接してくれる人たちを遠ざけてしまっている。症状でこんな状態を招いてしまっているが、痛々しい。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 落とし穴がありそうな会話" »
素人向け、専門化向けを問わず、成人期の広汎性発達障害のガイドブックにも、三つ組みの障害についての説明が載っている。そして、成人期の広汎性発達障害者なら三つ組みの障害があるようなことが書いてある。そんな訳で、診断をする際に三つ組みの障害の有無を重要視する精神科医や臨床心理士は多い。
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三つ組みの障害
社会性の質の偏り(社会性の障害)
コミュニケーションの質の偏り(コミュニケーションの障害)
社会的イマジネーションの質の偏り(想像力の障害)
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しかしながら、実際のところ、成人期の広汎性発達障害だろうと推測しても、三つ組みの障害がないと言う理由で、『広汎性発達障害』と言う診断を回避してしまうケースは少なくない。そして、統合失調症、双極性障害、解離性障害等々の診断がなされてしまう事が多く、治療をより難解なものに導いてしまう。
続きを読む "成人期の発達障害 診断を悩す三つ組みの障害" »
主治医(カウンセラー)を変えてくれなんて言えない。だって、失礼だし、先生に悪いぢゃん。
こんな気持ちを持っている患者さんは少なくはない。そして、自分の口から変わって欲しいと言わずに、他の大勢の人に、変えて貰うにはどうしたらいいのか、なんて相談する人も案外多いのではないだろうか。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 主治医(カウンセラー)を変えてくれなんて言えない" »
先日、或る発達障害の方との心理セッションの中で、『脳の覚醒が低いと反応の質が低くなるのは理解出来る。しかし、脳の覚醒が高いのに反応の質が低くなってしまうと言うのは理解出来ない』と言われた。この手の疑問は、この人に限った事ではない。
続きを読む "発達障害 脳の覚醒水準と適応反応との関係" »
テクノロジーの発展と言うのは、人間の生命観を変えるかもしれない。
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イギリスのケンブリッジ大学とベルギーのリエージュ大学の共同研究チームが、植物状態と診断された23名の患者さんに、「はい」「いいえ」で答えられる質問を投げ掛けた際の脳の反応を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で調べた。健常者は、質問に対する答えに一致する脳の反応が生じた。一方、植物状態と診断された患者さんには、健常者のような反応は現れないだろうと考えられていたのだが、4名の患者さんが質問に反応したと言う。
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この研究報告からは、植物状態と診断されている患者さんの中には誤診されている患者さんが含まれており、そうした患者さんとはfMRIを用いて外界との意思疎通が図れる可能性があることが分かる。
続きを読む "植物状態と誤診されるケースが案外ある" »
患者さんや家族からお世話になった御礼と言うことで断り切れずに受けとる羽目になったお菓子を黒いお菓子と呼んでいます(あくまでも職場での隠語です)。黒には、後ろめたい、と言う意味を含ませています。
続きを読む "発達障害 黒いお菓子って、難だ、何だ、なんだ???" »
私が関わっている患者さんが、年金が欲しい、と診察時に主治医に申し出ました。
続きを読む "年金診断書作成の判断を仰がないで" »
高齢でも施設入所と言うのは難しい。そこに障害が加わると更に難しくなる。障害は障害でも精神障害となると、もっと難しくなる。障害者差別ではなく、他の入居者に馴染めず精神症状が悪化してしまうからだ。ただ受け入れる施設もあるので、じっくり時間をかけて入所待ちをするのが得策だと思う。
しかし、待てない人もいる。そんな人達は入居の許可目的で障害を隠してより入り易い施設への入所を狙う。
続きを読む "障害を隠して施設入所を目論む人達" »
言語面での衝動性が高いケースでは、刺激に過剰に反応し、その場の雰囲気でありもしない事を口走ってしまう事が多々ある。周囲の人は、その話は一寸変、と感じる。そして、突っ込みを入れると、ありもしない事にしがみ付き、どんどん話を繕おうとする。しかし、どんどん自分で自分の首を絞める結果となる。そんな四苦八苦している姿を眺めていると痛々しい。
続きを読む "発達障害 言語面での衝動性と嘘" »
地域で某有名発達障害専門クリニックがある。このクリニックから関わりきれないとの事で時折シビアな症状の患者さんが勤務先に紹介されてくる。その内の数ケースに私が関わっている。シビアなケースが多いので、関係者が集めてケース会議をよく開く。
先日、このクリニックから紹介されて来た患者さんのこのケース会議の合間に、あのクリニックの事が話題に上った。話題提供は現在の主治医の精神科医(因みに、この精神科医は発達障害の事はさっぱり分かっていない)。
現在の主治医
児童精神科医なんて言っているけど、あのクリニックの先生って腕が悪いのではないか。自分で自分の事をADHDなんていっているし…。あそこからこちらに転医してくると、症状が落ち着きどんどん状態がよくなっていく。
続きを読む "発達障害 ケースが増えるとサービスは低下するものだ" »
今年に入ってから発達障害の講演会や勉強会に参加した成人期の発達障害の方々から、自分もサポートブックを作りたい、と言う相談を数件受けた。相談の中には、雛形を参考に自分で作ったが使い方が判らないので使い方を教えて欲しい、と言う相談もあった。折角作ったのに全く役に立っていない、と言う。勿体無い。
続きを読む "発達障害 成人期の発達障害者のサポートブック作り支援を開始" »
WAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)、ウエイスと読む。ウェックスラー式知能検査の成人版の事である。臨床領域では比較的多く用いる検査。WAISの改訂版がWAIS-R、更にその改訂版がWAIS-Ⅲである。1990年より親しまれてきたWAIS-Rは2010年の10月で検査用紙が絶版となる為、今後はWAIS-Ⅲが主流になる。
WAIS-Ⅲでは、言語性IQや動作性IQの他に、言語理解(単語・知識・類似)、知覚統合(絵画完成・積木模様・行列推理)、作動記憶(算数・数唱・語音整列)、処理速度(符号・記号探し)と言った4つの群指数が得られるようになった。数値で能力が表される分、検査者にとってはWAIS-Rより扱い易くなり、細かく分析が出来るようになったように見える。
続きを読む "発達障害 WAIS-Ⅲの落とし穴" »
出来ないことを出来るようにさせようとすると、何とかしたいと言う意気込みからついつい力が入ってしまいます。そんな状態で、頑張れ、頑張れ、と叱咤激励をしても、どうにもこうにも、相手の意欲を削いだり、やる気を萎えさせたりする結果を導き出してします。言われる側は、もう声を聞くだけでうんざりしてしまい、話の内容に耳を傾ける前に声をシャットアウトしてしまいたくなります。そんな素振りを見て更に熱くなってしまうと、相手に伝えたい事は更に伝わりにくくなってしまいます。
納得と共感が生まれないと、人のモチベーションは高まらない事が判ってきています。
出来ない事を、頑張れ、頑張れ、と叱咤激励しても、納得と共感はなかなか生まれません。出来ないことを出来るようにさせたい、と言う周囲の思いは十分に理解出来ます。でも、そんな時は、出来た事に対し、よく頑張ったね、と言った方が、納得と共感が生じモチベーションは高くなるものです。
そんなの当然ぢゃん、と仰る方もいらっしゃると思いますが、分かっちゃいるけど上手く出来ないと言うものでもあります。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 大切なのは、出来た事によく頑張ったねの一言" »
発達障害か、統合失調症か、精神科医が確定診断に戸惑った際、心理検査の依頼がある。WAIS-Rやロールシャッハ・テストを用いて欲しいと検査項目まで指定されてくる事があるのだが…
果たしてロールシャッハ・テストで確定診断の参考となる情報が得られるのだろうか。
続きを読む "発達障害 果たしてロールシャッハ・テストで確定診断の参考となる情報が得られるのか" »
心理療法を多くの発達障害を抱えた人たちが利用するようになり、それなりの効果が上がっているように感じる。でも、そこで得られた知見は、事例検討が中心の為、倫理とかの壁に挟まれてなかなか公にならない。特定の研究者・臨床家達の所には情報が蓄積されている。しかしそこから情報はなかなか出てこない。これは第一の壁だ。それでも知見を得ようとするなら、研修会だの、講演会だのに参加すれば得られない事も無い。ただ、情報を得ようとするとお金が必要になってくる。特定の研究者・臨床家達は情報がお金になることを知っている。だから情報を出し渋る。これが第二の壁。
続きを読む "発達障害 事例を通して得られた情報を阻む壁" »
実は、トラウマ(心的外傷)の定義って、明確な定義と言うものがない。それ故、立場によって微妙に異なっている。一般的には、トラウマは、原因となる出来事や状態が過ぎ去ってしまった後も持続的な苦痛や不快を齎すものとされている(因みに、ストレスは、一過性の不快な状態とされている)。ただ、こんな定義だと、とても漠然としてしまう。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 トラウマ(心的外傷)の定義" »
ストループ課題(modified stroop test with word interference)は、習慣的に確立した言語性範疇の抑制障害評価と呼ばれている検査です。日常的、習慣的な行為や認知傾向を抑制出来るか否かを調べる前頭前野の機能の評価検査です。具体的には、漢字(色名)が色名呼称にどの程度影響を与えるかを調べるものです。
続きを読む "前頭前野機能検査 ストループ課題(modified stroop test with word interference)" »
情報のスピードが速すぎると、脳は情報を消化しきれない。
脳は他人の身体的苦痛には素早い反応を示す。その一方で、他人の気持ち等に対する感想が希薄になってしまう。特に相手への称賛を示すまでには時間がかかる。この称賛する反応は、人間性の決め手となる深い感情とされていて、人が善悪を判断するうえで重要な要素もの。若者らの道徳的判断力は、ニュースなどを含めた社会経験の積み重ねで形成されるため、テレビやネットの速報に頼り過ぎていると、きちんとした道徳観念が育たず、何を見ても無関心な状態に陥る恐れがある。若者らの判断力低下を防ぐために、ニュース報道のスピードを抑える必要がある。
アメリカのサウス・カリフォルニア大のアントニオ・ダマジオ(社会学者)の研究チームが、脳スキャンを使ってTVのニュース速報やネットで絶え間なく配信されるニュースへの人間の反応を観察した結果、上記の結論に至り、警告をしている。
続きを読む "情報のスピードが速すぎると、脳は情報を消化しきれない" »
脳の領域を示す言葉に葉とか野ってあります。葉には、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉があります。野には、前頭前野、言語野、運動野、ブローカー野とかあります。いずれも脳の部位を示す言葉なんですけれど、これらの葉と野の違い、って一体なんだかご存知ですか。
続きを読む "脳の領域 葉と野ってどう違うの???" »
以前、作業療法士養成のカリキュラムはとてもしっかりしている、医師養成も作業療法士を見習うところが沢山ある、と大御所の精神科医が誉めていた(自分の息子が作業療法士であることから多少のリップサービスかもしれないが…)。その上で、作業療法士も医師も職人を養成する為の教育が行われているが、臨床心理士には職人を養成する為の教育が行われていない、臨床実習が少な過ぎる、現場には養成学校よりも遥かに優秀な人材がいる、と結んだ。
先日、臨床心理士会の超大物が、現在の大学院での臨床心理士養成カリキュラムでは実習で扱う症例が少な過ぎる、と指摘し、一つの症例を大切に扱うのも良いがそれでは力が身に付かない、と苦言を呈していた。
国家資格化された精神保健福祉士ですら専門職養成の為に臨床実習を重視している。臨床心理士の実習とは比べ物になりません。臨床心理士の資格は何とか取ったけれど、大学院では現場で必要な知識を教えてもらわなかった、と嘆いている新人の臨床心理士も多い。
臨床心理士養成カリキュラムには問題が大有りなのです。肩書きだけの専門家を養成するのであればこれで十分でしょうが…。本腰を入れて職人の育成をしないと、臨床心理士の国家資格化はいつまで経っても無理のような感じがする。現状では、臨床心理学者(臨床心理学と言う学問の専門家)は育っても力のある臨床家が育ちにくい。
続きを読む "現在の臨床心理士養成カリキュラムにおける問題点" »
ポジティブなフィードバックを行う際に気をつけないといけない事がある。ポジティブなフィードバックを行う事が必ずしも適応的な行動を強化するとは限らないのだ。案外、ポジティブなフィードバックを行えば適応的な行動を強化されるものだと信じている治療者は多い。しかし、ポジティブなフィードバックを行う事が反って、治療者が強化しようと考えている適応的な行動を思い止まらせようとさせてしまう事がある。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 ポジティブなフィードバックがネガティブなフィードバックに" »
自分は周囲の人に舐められている、と思い込んでいる人がいる。物事が上手くいかないと、いつも口癖のように、自分は頼りないから舐められる、と口にする。その姿は、どんどん自己評価を下げるために自己暗示をかけるかのようだ。今では、人だけでなく生き物からも舐められている、と思うようになっている。本当はなめられたくない、って思っているのに皮肉なものです。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 思い込みが実現してしまう現象" »
今後、明確な幻覚妄想と思路障害を欠き、明確な契機なく思春期発症の社会不適応と言う経過で統合失調症と診断された人の診断が変るだろう。
続きを読む "発達障害 統合失調症から発達障害と診断されるケースの増加" »
イギリスでは、うつ病と不安性障害で2兆5000億円もの経済損失があるため、2007年から有効な治療法であるとされている認知行動療法セラピストを国策で養成しています。その数、7年で1万人。物凄い数のセラピストを養成する計画です。
こんな話題が、2009年2月22日にNHKスペシャル『うつ』で放映されてから、日本でも認知行動療法に対する期待~幻想が高まっています。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 イギリスの優れた認知行動療法セラピストの条件" »
近年、アメリカでは1日あたり67人が新たに自閉症と診断されている、と言われ、増加傾向にあり、注目が集まっている障害である。
続きを読む "発達障害 自閉症と扁桃体との関係" »
草なぎ剛さんが、飲酒の上全裸になり逮捕と言う事件は、ショッキングなニュースでした。事件から3日が過ぎ、草なぎ剛さんの問題飲酒による騒動も収束に向っています。しかし、今後、CM放映中止による多額の損害賠償請求が行われそうなだけに、さぞ辛い日々を迎えることでしょうね。
続きを読む "アルコール症について SMAPの草なぎ剛さんを例にして考える" »
2009年4月23日午前3時、SMAPのメンバー・ 草なぎ剛さん(34)が東京都港区赤坂の檜町公園で全裸になって騒ぎ、近隣男性の通報により駆けつけた警察の注意も聞き入れず逮捕に至った。知人2人と赤坂の居酒屋でビールや焼酎を飲み、別れた後に公園に来た、と説明しているものの、何で裸になったか覚えていないとのことである。草なぎ剛さんの呼気からは、1リットル中0.8ミリグラムと言う高い濃度のアルコールが検出されている。尚、情報が錯綜しており、何が事実で、何が事実出ないかは、判らないが、注意した警察に対しても暴行を行ったという情報までも飛び交っている。ああああ・・・
続きを読む "ここまでしたらもうアルコール症 SMAPの草なぎ剛さん" »
転居や退院後の通院困難等のやむを得ない事情により他の医療機関に移る患者さんが時々いる。移った先でもカウンセリングや心理療法を継続したいと考えている人は比較的に多い。そして、その内の多くが、効果を実感したので、出来れば継続した技法や治療目標が良い、と希望する。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 臨床心理士が記す紹介状" »
妊娠中から生後発達期(脳の発達期)に生じる微細な神経回路の形成障害が、将来の疾患発症の脆弱性基盤(発症し易さ)に関係するという「神経発達障害仮説」が注目を浴びている。そして、微細な神経回路の形成障害が、統合失調症、気分障害(そううつ病)、ADHD、強迫性障害等の脳機能障害の発症し易さとの関連していると言う考え方が徐々に広まっている。そして、こうした脳の機能障害では、周囲の不必要な雑音などが意識に上がらないようにシャットアウトするフィルター機能に障害が生じる症状が見られます。
続きを読む "ADHDとADD アラキドン酸が神経新生を促す" »
自閉とは、人に合わせるより自分の時間や世界を大切にする傾向。
こんな風に私は理解して、患者さんに説明をしています。でも、自閉って何、と尋ねられて、自閉と言う言葉について説明するとなると、難しいですよね。
続きを読む "発達障害 『自閉』を説明出来ますか???" »
嗜癖と書いて「しへき」と読みます。英語では、アディクション(addiction)と言います。意味は、「分かっちゃいるけどやめられない」と言う意味。つまり、病み付き状態=依存症の事を指します。
病み付きと言えば、麻薬・覚醒剤等の薬物やお酒等の物質への依存が頭に浮ぶ人が多いのではないでしょうか。薬物依存とか、アルコール中毒とか、ニコチン依存とか耳にする機会が多いので、頭に浮びやすいのでしょう。この他にも、ギャンブル依存(病的賭博)、買い物依存、携帯電話依存、パソコン依存等などがあります。これらの逸脱行為はみんなみんな、嗜癖=病み付き=依存症なのです。DSM-Ⅲ-Rと言うアメリカの精神疾患の診断マニュアル以降、必ずしも禁断症状(離脱症状)が必要ではないとされたことで、一気に依存の診断が拡大していきました。そのため、セルフ・コントロールの障害や習慣化した行動に対して、『嗜癖』に結びつける傾向が強くなっりました。そして、配偶者や恋人への暴力・ドメスティック・バイオレンス(DV)やストーカー行為も嗜癖に。ネット依存も嗜癖。これから紹介する性依存も嗜癖。夫々皆、「分かっちゃいるけどやめられない」ですもんね。
しかし、しかし、このように物質以外のものにまで『嗜癖』の概念を広げていくことは、精神医学の中では確立しているとは言えません。このような概念で捉えている人たちもいると言う位にご理解頂ければ幸いです。
続きを読む "アディクション セックス(性)依存のチェックリスト" »
ローマ帝国が栄えていた頃、大プリニウス(Gaius Plinius Secundus//23~79)と言う人がいました。植物学の祖として後世に名を残した人だそうです。この人が残した言葉に次のような言葉があります。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 大プリニウスの言葉" »
傾聴がカウンセリングだと信じている人は多い。精神科医や臨床心理士の中にも傾聴こそカウンセリングだなんて信じている人がいる。日本にカウンセリングの技法が入ってきた時に、傾聴することがカウンセリング、って感じになってしまったんですね。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 認知行動療法が出来る臨床心理士を知りませんか???" »
発達障害だと思って精神科を受診しても、発達障害ではありません、とあっさり否定されてしまう成人期になって発達障害が強く疑われる患者さんは多い。双極性障害、解離性障害、統合失調症と診断されてしまうケースが多い。そして、誤った治療で症状が複雑化してしまうこともある。
続きを読む "発達障害 診断基準に従えば従うほど、成人期以降に発達障害と診断されにくい" »
重ね着症候群(layered-cloths syndrome)
重ね着症候群には、前景に種々の精神症状が存在する。背景にある発達障害の障害の程度が軽いことが多いので、発達障害の存在に気付き難い。更に、小児期に発見されていないため、症状は複雑になっており、診断基準のクライテリアを満していない事が多い。つまり、発達障害による脳の機能の障害は、部分的で特異的なものになる。従って、診断基準に依存する発達障害治療の経験が乏しい治療者の場合、診断の際、発達障害を除外してしまうことが多い。
続きを読む "発達障害 重ね着症候群(layered-cloths syndrome)診断" »
個人・集団治療を受けている患者さんの担当を力量の乏しいセラピストが受け持つ事になった時、仲間内で、患者さんが審査員を務めてセラピストが治療の腕を競い合うセラピーバトルなんてあったらセラピストの力量がはっきりくっきり示されたら良い、なんて皮肉を込めて言う事があります。不謹慎だとは思いますが、セラピスト選びは症状の予後に大きく影響を与えるから、一定の力量は必要だと思います。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 セラピストの技術を競うセラピーバトルなんかあったらいいかもね" »
数ヶ月前、アルツハイマー病の認知機能改善と家庭内適応の改善目的で、短期心理療法の依頼が来た。患者さんの年齢、81歳。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 アルツハイマー病の認知機能改善の為の短期心理療法" »
イギリスの女優のナターシャ・リチャードソンさんが、スキー中に転倒し、頭部強打し、それが原因で死亡した。転倒時、ヘルメットは着用していなかったと言う報道を機に、スキー場でのヘルメット着用をめぐる議論が再燃している。着用して効果があるのか、義務化にするべきなのか、と言う事で意見が対立しているのだそうだ。ヘルメット着用することで頭部外傷の60%を避けられる、と言う意見を支持している専門家がいる。一方で、ヘルメットで負傷の程度が軽くなるとも言いきれない、と言う考え方を支持する人達もいる。ただ最近の動向として、ヘルメット着用する人が増えていることと子どものヘルメット着用を義務付けするようになった国があると言う事は事実のようだ。
私は、12歳未満の子どもはスキーに限らず自転車の乗る時もヘルメットの着用した方が良いと言う立場をとっている。たかがヘルメットぐらいと思うかもしれないが、頭部強打による脳の損傷は比較的生じ易いのだ。脳は頭蓋骨に護られているから安全だと考えている人がいるかもしれない。しかし、頭蓋骨の中に納まっているから損傷し易いのだ。頭蓋骨の中に脳が納まっている状態と言うのは、小さな凸凹のあるタッパの中に豆腐が入った状態に似ている。そんなタッパを衝撃を与えたらどうなるか。高い確率で、微妙に豆腐は崩れてしまう。同じ様に頭蓋骨に衝撃が加わると脳にMRIやCTでは捉えられない微妙な損傷が起きてしまう可能性のだ。発達期の子どもの脳に微妙な損傷が起こると、脳の健康な発達に支障を来たす可能性がある。特に、司令塔の役割を果たしている前頭前野(おでこの裏側辺り)は、衝撃の力が集まり易く、損傷し易い部位だとされている。そんな重要な部位を護ることはとても重要である。
続きを読む "発達障害 ヘルメットを着用し衝撃から脳を護れ!!!" »

去年、平城宮跡でお花見をした。その際、ツクシを採りをしている大勢の人を見掛けた(昔は発ガン性があると言われて嫌われていたツクシも、今では花粉症に効くと言われ、大人気。そんな訳でここ数年、採取する人が増えているんです)。狩りが大好きな私は、花見を途中で切り上げて、ツクシ採りに夢中になった。残念ながら、どの辺りに生えているのか見当が付かなかった事と時期が少し遅かった事で、満足出来るほどツクシを採る事が出来なかった。別に沢山採っても人にあげてしまうのに、採れなかったのがちょこっと悔しかった。その為、来年は思いっきり採る、と誓ったのであった。
何となくそろそろツクシのシーズンだなぁ、なんて思っていたら、(平城宮跡で)もうツクシが生えている、既に思いっきり採った、 と狩り仲間から連絡が入りました。
そんな訳で、本日出陣。ちょっと肌寒かったのが幸いして、ツクシ狙いの人は少な目。去年目星をつけておいたポイントに直行。程よいサイズのツクシが沢山生えておりスーパーの袋に一杯採取。まだまだ頭を覗かせているツクシも多く、暫くは採取が楽しめそうな感じです。
続きを読む "平城宮跡のツクシ、つくし、土筆 花粉症に効くぞ!!!" »
入力は入力のみ。
出力は出力+再入力。
知識や情報を活用(出力)することは
再入力されることとなり、
知識や情報をしっかり保持することに繋がる。
知識や情報の残存率が上がっていく。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 脳の情報蓄積について" »
左の積木の塊の何れかを使って下のようなパターン(形)に組み立ててみて下さい。こんな事をするのが、ニキーチンの積木です。
必ずしも全てのケースで言い切ることは出来ませんが、概ね知能と密接な関係があります。ニキーチンの積木では、どの様な能力が必要になってくるかと言えば、空間関係を把握し分割統合する力や論理的な能力が必要になってきます。空間関係を把握とは、パターンを目で見て、複数の積木の塊に分割したり、塊と塊を組み合わせるとどんな形になるのかを推測する力です。論理的な能力と言うのは、何個の積木を使い、どの積木を使うかを判断する力とでも言いましょうか。
オレンジ色のパターンを複数のお医者さんにチャレンジして頂きました。全員20秒程で完成。いきなり積木に手を伸ばさず、部分と部分の関係を見極めてから、一気に組み立てていきました。それ以外のパターンでも同様。
一方、複数のお医者以外の人にもチャレンジして貰いました。知能の高い人程いきなり積木に手を伸ばさず、部分と部分の関係を見極めてから始めていました。頭が平均的な人やそれ以下の人は、いきなり手にとって組み立てようとして、四苦八苦。ギブアップなんて人もいました。
続きを読む "知能とニキーチンの積み木(改訂版)" »
知育玩具として根強い人気のニキーチンの積木。左横の積み木の塊を組み合わせて左下のような形を作っていく玩具です。簡単そうで、やってみると案外難しい。難しいから何とかして作り上げようと意地になる。そして、出来上がると、気持ちいい。そんなニキーチンの積木です。しかし、子どものためで買ったのに親が熱中してしまった、なんて話もよく耳にします。
掲示板などを覗いていますと、ニキーチンの積木を無料で譲って下さい、と言った書き込みを見かけます。たったの7ピースで結構なお値段(生産国にもよりますが、6000〜1万円)なので、掲示板に書き込んでただで譲って貰えたら超ラッキーって事になりますが、世の中そんなに甘くありません。手放す人は少なく、欲しい人が多いと言う需要と供給のバランスが崩れてしまっている状態です。
…ならば作ってしまおう、とチャレンジしてみました。
続きを読む "ニキーチンの積み木を作ってみませんか(改訂版)" »
RUMBAの法則…教育目標の持つべき性格
教育目標は現実的であること…REAL
学習者が教育目標に達した時に「どのような問題が解決できるのか」、「どのようなニードを満たすのか」が明らかになっていれば、学習意欲は刺激される。
教育目標には、学習者のニードが反映される必要があり、教育目標は前もって学習者に理解されている必要がある。
教育目標は柔軟性を持ち、状況の変化に応じて変更されるべきものである。
教育目標は理解可能であること…UNDERSTANDABLE
教育目標は互いに関連して編集されなければいけない。
教育目標は、達成されるべき行動を教育目標分類学(TAXONOMY)に基づいて記述されるのが良い。
教育目標は測定可能であること…MEASURBLE
教育目標を達成されたかどうか評価するためには、それが測定できるものでなくてはならない。そのため、教育目標は観察可能な行動用語で述べられていなければならない。
教育目標は、学習者が目標の達成を示す際のレベルや制約も考慮されていなければならない。
教育目標は行動的であること…BEHAVIORAL
教育目標は、学習者の行動を表わす用語で具体的に示されている必要がある。項目を列挙するだけでは教育目標にはならない。
学習者の行動目標には、認知(知識)、情意(態度・習慣)、精神運動(技能)の3領域を含めるべきである。この内、精神運動領域すなわち技能目標は最も具体的に示しやすく、情意領域は最も難しい。
教育目標は、達成可能であること…ACHIEVABLE
教育目標は、学習の原理に則り、かつ心理学的に実行可能な用語で述べられるべきである。
教育目標は、その達成のために必要な時間や人的・物的資源などを確認した上で設定しなければならない。
必要最低限レベルを示すよう記述されなければならない。教育目標は絵に描いた餅であってはならない。
上記5項目の全てがSBOsに当てはまるが、MとBの2項目はGIOにはあてはまらない。
続きを読む "発達障害メモ カリキュラムとは②…RUMBAの法則" »
カリキュラム
カリキュラムとは、教育活動計画書である。カリキュラムによって、学習者はある特定の目標に達成する為の学習が可能となる。カリキュラムとは、目標・方略・評価の3要素からなり、必要に応じて改変される。
続きを読む "発達障害メモ カリキュラムとは①" »
普段、セッションの中でフィードバックと言う言葉を多用する私であるが、フィードバックって何、と聞かれることがある。そんな時、こんな風に説明する事にしている。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 臨床の中で用いるフィードバックについて" »
発達障害と言う診断名での障害年金の受給は難しいと言うのが相場である。しかし、発達障害であるのに他の精神科疾患と診断されたお陰で現在障害年金を受給している人は少なくはない。
発達障害、としっかり診断されると年金受給が難しく、誤診されると受給出来る。これって何だか変ですよね。
続きを読む "発達障害 障害年金受給大作戦 誤診の勧め" »
Now & here(今ここで)の対応、若しくは、Here & now(ここで今)の対応とは、問題が起こった時その場で対応することを言います。問題が起こった時に、介入しないと問題ってこじれて治療に差し支えてしまうことがあります。
続きを読む "カウンセリング・精神療法 Now & hereの対応???、それともHere & nowの対応???" »
併存障害(発達障害と一緒にある病的な状態)がある場合を除き、基本的に発達障害の人には精神薬が必要でない、と記載されている一般向けの発達障害関連の本は多々ある。私の臨床経験からしても、確かにその通りだと思う。
続きを読む "発達障害メモ 薬を減らすのが目的ではない" »
統計とかとっていないので、あくまでも経験的に感じることです。
集団療法の場での統合失調症の人と発達障害の人の他の参加者に対する認知には違いがある。その違いとは???
続きを読む "発達障害 統合失調症の人と発達障害の人" »
乱用する輩が多く、リタリンが処方できなくなった。
困った。困った。困った。
あれは、効く人には物凄く効く素晴しい薬だった。
処方出来なくなった所為で調子を崩す人が続出した。
その後、リタリンに代わり、コンサータが登場。
あれはあれでアメリカでも好評の良薬。
しかし、日本では成人には用いる事が出来ない。
子供のみ処方が許されている薬。
子供の頃効いたので 成人になっても継続処方
なんてこともあるらしいが、
まぁ、成人期になって診断が下った人には縁のない話。
続きを読む "発達障害 リタリンの代わりになるか???、この薬" »
Q)さて、ここで問題です。複数の患者さんが入院する総室で、患者さん同士の人間関係が上手くいかなくなる最大の原因は、何だと思いますか。
続きを読む "患者さん同士の人間関係が上手くいかなくなる原因" »
虐待についての一般論を知ってもらうものです。
今回は、虐待する親の性格傾向
続きを読む "幼児虐待 虐待する親の性格傾向" »