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2010年3月 8日 (月)

発達障害 脳の覚醒水準と適応反応との関係

1 先日、或る発達障害の方との心理セッションの中で、『脳の覚醒が低いと反応の質が低くなるのは理解出来る。しかし、脳の覚醒が高いのに反応の質が低くなってしまうと言うのは理解出来ない』と言われた。この手の疑問は、この人に限った事ではない。

 例えば、不快な刺激に晒されて、不安・心配・混乱に陥って、否定的な思考で頭が一杯になっている時って如何だろう。嫌な事がこれでもかこれでもか、と湧いてくる。脳の覚醒水準は高い。そんな時って、物事に集中出来ませんよね。

 逆に、夜遅くまで起きていていつも通りに早起きをしなくてはならない時ってどうだろう。物凄く眠くて起きれないなんて事はないでしょうか。やっと起きても、ぼんやりなんて事ありがちですよね。こんな風に脳の覚醒水準が低くても駄目ですよね。

 脳と言うのは、適度な覚醒水準の時に反応の質が高くなるのです。

 余談ですが、発達障害の方が二次障害として患う事の多い『うつ』は、活動性が低下するので脳の覚醒水準が低くなった時に生じるように思われがちですが、実は、辺縁系の過覚醒で生じるのです。

【関連blog】
 
発達障害 非定型うつ病と辺縁系型ADD
 脳の快適な興奮状態と側坐核

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