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2009年4月 5日 (日)

発達障害 重ね着症候群(layered-cloths syndrome)診断

重ね着症候群(layered-cloths syndrome)
 
重ね着症候群には、前景に種々の精神症状が存在する。背景にある発達障害の障害の程度が軽いことが多いので、発達障害の存在に気付き難い。更に、小児期に発見されていないため、症状は複雑になっており、診断基準のクライテリアを満していない事が多い。つまり、発達障害による脳の機能の障害は、部分的で特異的なものになる。従って、診断基準に依存する発達障害治療の経験が乏しい治療者の場合、診断の際、発達障害を除外してしまうことが多い。

重ね着症候群(layered-cloths syndrome)
18歳以降に初めて発見される軽度の発達障害をベースに持つ境界性人格障害。
 小児・児童期に発達障害を疑われることは少ない。
  知能は平均若しくは平均以上。
   課題達成能力は高い。
  恐怖症・分離不安・不登校等の神経症症状が現れることがある。
  カウンセリング等の経験者もいるが、比較的短時間で改善。
 思春期
  コミュニケーションや対人関係の問題が存在???
   対人関係が上手くいかない事が多い。
    長期にわたるいじめに遭っている。
 思春期・青年期以降になって
  様々な症状や行動障害を呈し、精神科受診へ。
   対人恐怖。
   強迫。
   摂食障害。
   人格障害。
   抑うつ。
   反社会的な逸脱行為。
   精神病様な状態。
 精神科受診後
  自己理解を促進する関わりを受けると、
   衝動性の亢進、混乱が生じ、状態悪化へ。
    治療者の混乱→治療困難に。
  支持的・療育的な関わりを受けると、
   症状が安定する。

 診断面接場面では、
  特有の情緒的交流の困難さ。
  感情の急遽さや平板化。
  自明性の喪失を訴える。
   常識って何かわからない
 本人・家族からの対人関係の詳細な情報収集場面では、
  コミュニケーションの問題が浮き彫りに。
   いじめや孤立の存在。
  攻撃性・衝動性・性衝動がコントロールの問題が浮き彫りに
  強い拘りの存在。
  タイムスリップ現象の存在。
 家族からの乳幼児期の生育歴の聴取
  発達の異常(早熟・遅滞)の存在。
  言語障害の存在。
  協調運動障害の存在。
  強い拘りの存在。
 心理検査からの情報。
 重ね着症候群と診断へ。

 ※症状の詳細については、あえて触れていません。

【関連blog】
 
重ね着症候群

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