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2009年4月16日 (木)

ADHDとADD アラキドン酸が神経新生を促す

 妊娠中から生後発達期(脳の発達期)に生じる微細な神経回路の形成障害が、将来の疾患発症の脆弱性基盤(発症し易さ)に関係するという「神経発達障害仮説」が注目を浴びている。そして、微細な神経回路の形成障害が、統合失調症、気分障害(そううつ病)、ADHD、強迫性障害等の脳機能障害の発症し易さとの関連していると言う考え方が徐々に広まっている。そして、こうした脳の機能障害では、周囲の不必要な雑音などが意識に上がらないようにシャットアウトするフィルター機能に障害が生じる症状が見られます。

 この程、東北大、理化学研究所、三菱化学生命科学研究所、サントリー健康科学研究所の研究チームが、動物実験により微細な神経回路の形成障害がプレパルス抑制(prepulse inhibition:PPI)の低下と相関することを見いだした。プレパルス抑制とは突然の刺激(例えば驚愕音)への反応を、その直前に、同種かつ驚愕を引き起こさない程度の弱い刺激を与えることによって抑制する現象の事。
 更に、レバーや卵、海草などに含まれる脂肪酸「アラキドン酸」(ARA)が、微細な神経回路の形成を促進する事を動物実験で確認した。そして、脳の発達期の適切な栄養摂取で微細な神経回路の形成障害を防げないかと結論を出したのである。

 この研究は、2009年4月7日(米国東部時間)に米国のオンライン科学誌「PLoS ONE」で公開されました。神経発達障害仮説を栄養学の観点から支持するもので、今後一層、食と脳機能の関係に関心が注がれるのは間違いなさそうです。これで、脳機能障害を少しでも予防することが出来れば…

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