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2008年7月29日 (火)

ADHDとADD 『親のための管理訓練』(PMT:Parents Manegement Training)について

 成人期にADHDやADDと診断される患者さんの家族の多くが、ADHDやADDについての知識を持ち合わせていない。いきなり診断されて何ぢゃこれ、って具合。時に、根性が腐っているから…、等と精神論で片付けてしまおうとする家族も多い。今までちょっと変わったところがあるけれど普通の子、って思っていただけに、診断されても否認する家族も多い。それに、診断を受け入れられず問題が何も起こらなかったの様に隠蔽したり、問題が起こらないように先回りして対処してしまう家族も多い。また、発達障害は家族内に多発する事から家族もADHDやADDである事も多く、共倒れしてしまうケースも少なくない。更に、子育てに失敗したと間違った知識を信じて自信喪失している家族も多い。

 こうした現状があるし、ADHDやADDは20人に1人(症状が問題化するのはその内の5人に1人)と言う高率で存在するとされているのだが、発達障害を専門、と看板を上げていないところではなかなか家族への支援は行われないのが現状である。家族は患者さんと多くの時間を過ごす事が多く、主たるサポートを担う存在であるのに、軽視されている。私も実際に行って効果を上げているのだが、売り上げに繋がらないことをするな、とお偉方より嫌味を頂戴する事もしばしば。そんな訳で、ご家族にカルテを作って頂いて、費用を頂いて実施している。

 家族支援では、PMT(Parents Manegement Training)を行う。直訳すれば、『親のための管理訓練』である。施行法に決まった形がある訳ではないので、専門家の経験や知識によって差異はある。しかし、3つ程の項目に分けられる。先ずは、家族にADHDやADDの知識を持って頂く事。続いて、治療法の意味と実際を知って頂く事。最後に、症状が問題化した時の対応の仕方を学んで頂く事。PMTを実施したからと言って、患者さんの症状が直ぐに改善される訳ではないが、家族が障害や症状に対しての見通しを持てるようになることで、ストレスが減ると言う効果がある。また、ADHDやADDに関する知識を正確にしかも短期間で効率的に習得出来ると言うメリットがあるように思う。

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