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2008年3月10日 (月)

ADHD(注意欠陥多動性障害)  側頭葉型ADDに見られる過書字

 過書字、聞きなれない症状かもしれない。私自身も今までにそんなにお目に掛かった機会はないので、仕方がないかもしれない。どんな症状かと言うと、物凄く長くて纏りのない文を書いてしまう症状。別に長い文を書こうと思っている訳ではないのだが、結果的にとてつもなく長い文になる。句点の存在を知らないのでは、と思う位、読点で文がどんどん繋がっていく。今書いている所にだけ着目するので文全体を把握しきれず纏まりを欠いてしまうのである。私が経験した最も長いもので、A4ノート2ページにわたって文が書かれていた。

 当初はこうした過書字が診断に大きな影響を与える症状とは思っていなかった。単なる纏りのない文、程度の認識で、部分ばかりに着目してしまって文全体を意識して書いていないので文がどんどん拡散していってしまうんだろう程度の認識だった。しかし、文献を通して側頭葉に障害がある人に見られるのを知った。早速観察をしてみると、案の定、側頭葉型ADDの人に多く見られた。

 側頭型ADDは他にも独特な症状があるので、こうした独特の症状さえ知っていれば診断は下し易いと思う。ただ、臨床像を見たことがない場合は、注意欠陥リストのチェックに加えて、過書字の有無をチェックと言う方法を使うと診断の手助けになるかもしれない。

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