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2008年1月29日 (火)

ADHD(注意欠陥多動性障害) ADD(注意欠陥障害)は家族内に多発する

 オーストリアの児童精神科医フローレンス・レヴィやダニエル・エイメンの調査報告は、ADD(注意欠陥障害)が家族・親族内に多発する、と言う事を物語っている。

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二卵性双生児の一方がADDの時、もう一方もADDである率は、29%
 一卵性双生児の一方がADDの時、もう一方もADDである率は、81%
 両親の一方がADDの場合、子供もADDである率は、60%
 両親が両方ともADDの場合、子供もADDである率は、85〜90%
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 こうした報告は、発達障害の専門家であれば臨床の現場で薄々気付いている。こんな風にはっきり数字となって示されると、ああやっぱり、って具合に感じる。

 更に今日、遺伝子的な問題である事も判って来た。
現在問題視されているのは、第六染色体のHLA遺伝子、第五染色体のドーパミントランスポーター遺伝子、第十一染色体のD4レセプター。その為、一部の場合を除き、ADDは遺伝を介して親から子へと伝わっていくものだと言う考え方が共通認識になろうとしている。

 経験的に、ADDの場合、特に不適応時に症状が問題化すると言う特徴を持っているので家族の誰かが調子を崩すと、調子を崩した人以外の家族も調子を崩す事が多い。不安定で訴えが多くなったり、イライラしたり、不眠になったり、うつになったり、しつこくなったり、って具合にADDの症状が現れてくる。そして、最初に調子を崩した人が軽快すると、速やかに安定する。家族内を観察するだけで、診断が下せてしまいそうだ。

 
ADDは家族・親族内に多発する。紛れもない事実である。しかし、家族・親族に同じ症状が出るとは限らないものの、不適応時に症状が問題化してくる。

┏【お薦め本】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
成人期のADHD―病理と治療
「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み
「わかっているのにできない」脳〈2〉エイメン博士が教えてくれるタイプ別ADD対処法
ADHDの臨床 ―21世紀からのアプロ−チ 現代のエスプリ (No.414)
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