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2007年8月10日 (金)

発達障害 ケア会議を通して

 福祉サービスを利用する場合、個々の障害者のニーズに見合う最も適切なサービスを提供するために保健・福祉・医療等に係る各種サービスの調整を図り、推進していく事を目的として当事者・保健所の相談員・地域の障害者支援センターの精神保健福祉士・医療機関の担当者が集り、ケア会議を行っていかなくてはならないらしい。

 先日、私が関わっている一人の発達障害の方のケア会議が開かれた。4回目のケア会議。最初のケア会議の時、発達障害の方への関わりが分からない、と関係者が口を揃えて訴えた事を機に、主治医(精神科医)にも入ってもらおうと言う意見が出た。そして、2回目から主治医が入ったものの、1回目と似たり寄ったり。主治医は発達障害の事をほとんど知らなかった。そのため、主治医からの提案で私が入る事になった。

 3回目のケア会議は、当事者抜きで関係者だけで行われた。関係者の困った出来事相談と言う感じだった。事細かな質問が出さらので、イギリス自閉症協会のspellの原則に則って説明をした。そして、困った問題が起こったら個別で相談を受けます、と加えた。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 SPELLの原則
  Structure:簡単で明瞭な枠組みの設定
  Positive:ポジティブに関わる(ほめる)
  Emphasis:共感(理解)をしてあげる
  Low arousal:刺激が多過ぎると混乱するので、低刺激
  Links:きずな(地域とのつながり、協力)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 その後、関係者から個別相談が相次いだ。関わりには問題は無いのだが、自信が持てない、って感じの関わる側の不安が殆どだったので、ポジティブなフィードバックをその都度行ない、支持した。

 4回目のケア会議。重要な決め事があった。当事者は過緊張してしごろもどろだったが、思いを関係者に伝える事が出来て難なく終わった。

 関係者が散ってから、主治医から質問。あんなに緊張する姿を初めて見た。何であんな状態になったのか、と。私は、刺激が多過ぎて混乱したまでです、と答え、その時私がとった対応の意味を説明した。改めて刺激調節の必要性を感じた、との事だった。

 まだ今後もこのケースのケア会議が続く。関係者の成長は著しい。分からない事を詳しい人に聞き、関わりの中で新しい知識を確認出来る事が大きいのだと思う。今後の成長が楽しみだ。



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アスペルガー症候群と高機能自閉症青年期の社会性のために―よりよいソーシャルスキルが身につく
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