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2007年6月12日 (火)

カウンセリング・精神療法 now and hereの原則

 子どもの保護者会があった。その時、先生がうちの子供にこんな事を言った、言わないで、保護者と教師の間で揉めた。出来事は3ヶ月位前のことらしい。まぁ、通常、そんな時の事は覚えている人の方が少ない。

 保護者は、子どもが言った、と言う。教師は、多分言ってない、と言う。すると、保護者は、うちの子供が嘘をついているんか、とものすごい剣幕で怒り出し、収拾が付かなくなった。最終的には、夫婦で学校に押しかけ騒いでいだらしい。ここまでこの夫婦は望んでいたのでしょうかね。
 まぁ、事実の真実はともかく、こんなに常軌を逸脱して怒る姿を見ると、子どもが嘘をつきたくなる気が判らなくもなかった。こんな滅茶苦茶な怒り方をされたら、私だったら都合の悪い事実は嘘でも言って誤魔化したい。

 さて、(問題が起こっている時)その時その場で文句を言わず溜め込み、溜まったところで過ぎ去った昔のことを持ち出して爆発する患者さんと言うのは比較的多い。過ぎ去った昔のことを持ち出して、チマチマ文句を言うのも良いが、結局は水掛け論で終わってしまう。言うんだったら、問題が起きている時に言わないと更に不快な気分になるだけ。その時その場で言わなかったら後出しをするな。相手の立場を考えやんわり伝える(出来ればお願いの形で気持ちを添える)。社会スキルとしてこんな事等を学んでもらう。

 これを、now and hereの原則と言うのだが、従えるようになると効果の程は覿面。自分の伝えたい事が伝わり易くなる。



【役に立つ本】
追補 精神科診断面接のコツ
対話の技―資質により添う心理援助
カウンセリングを語る〈上〉
カウンセリングを語る〈下〉
自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法
論理療法による三分間セラピー―考え方しだいで、悩みが消える
RESOLVE 自分を変える最新心理テクニック―神経言語プログラミングの新たな展開
子どもと若者のための認知行動療法ワークブック―上手に考え、気分はスッキリ
やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方

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コメント

 これ!大事なんだけど、私自身なかなかできないんですよ。

怖いからその場で言えない、というのと、鈍いからすぐには感じないのとの両方から来てると思います。
 でも、自分ではなかなかできないことを、治療場面では相手に「こうしましょうね。」と言ってたりして^^;
 

 関わりの基本なので、技術と割り切ってよく用います。それにしても案外、さらりと言えてしまう私。怖いもの知らずなのでしょうか。

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