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2007年2月24日 (土)

金銭管理能力評価検査 FCAT(financial competency assessment tool)

 後見人制度は、もともと精神発達遅滞や統合失調症等の精神科疾患を念頭において基準が考えられているものなのであります。そんな訳で、後見人制度を認知症の高齢者に適用しようとする場合、無理があるのです。それでも、最近は、金銭管理能力の評価が大切だと言う流れになってきています。そして、金銭管理能力の度合が、後見・補佐・補助と言う保護の決定に大きく左右すします。

 従来の検査では、どうにもこうにも金銭管理能力の評価を行うのに最適なものがありませんでした。外国で活用されている検査を用いることもありますが、如何せんマニュアルがなく、ベースとなる誰もが用いることの出来るデータがないと言う現状だったので、検査結果の判定は個々の検査者の経験のみに頼っていたのが実情でした。つまり、検査手順が統一されていないと、検査者によって検査結果が変ってしまうという問題を孕むのです。そんでもって、人のデータを使うと、検査の説明等が微妙に異なってくるので、評価が歪んでしまうのです。

 そんな中、FCAT(financial competency assessment tool)と言う金銭管理能力評価検査が登場してきました。マニュアルも登場して、皆が利用出来るようになってきました。一寸前進です。日本老年精神医学雑誌等で紹介されている割にまだまだマイナーな検査です。でも、基本的金銭スキル、金銭概念、金融機関の利用、物品購入、金銭的判断、収支の把握出来、後見人制度に必要な鑑定書を作成するのに役立ちます。関係者の皆様、一度利用してみて下さい。

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【ダウンロード出来ます】
FCAT(financial competency assessment tool)
FCAT基準.pdf
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【ウェブページ】
 
神経心理学検査等の施行法と評価基準

【関連blog】
 前頭前野機能検査 ストループ課題(modified stroop test with word interference)
 かなひろいテストの解釈
 時計描画テスト(CDT:Clock Drawing Test)
 カウンティング・テスト

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コメント

はじめまして。FCATの評価用紙のpdfデータですが、数箇所、文章の途中で改行されずに途切れています。修正可能であれば、よろしくお願い致します!

通りすがりの又三郎様
 ご指摘ありがとうございました。早々に対応させていただきます。

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