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2006年7月21日 (金)

BSE(牛海綿状脳症)監視プログラムの縮小

 アメリカ・農務省が、BSE(牛海綿状脳症)監視プログラムを縮小する方針を発表した。理由は、アメリカ国内でBSEの発生が少なくなってきたためとしている。2004年6月以降検査強化プログラムが導入され、月平均約3万頭の検査を実施していたが、8月後半にも年約4万頭の通常検査に戻る。来週にも米国産牛肉の輸入再開を正式決定する日本政府は、「検査縮小は輸入基準の順守とは別の問題で再開に直接影響しない」と話しているが…

 昨年、アメリカのマクドナルド社が、食品医薬品局(FDA)に、牛肉の生産〜処理〜加工〜流通の過程において安全対策を強化を求める書簡を送った。アメリカでは、BSEの感染リスクが高い一部の飼料(反芻動物のたんぱく質を含む飼料)の使用を禁止リストから外していると言う現実があり、それに抗議するものであった。また、マクドナルド社に追随する形で大手乳製品関連会社もFDAに抗議の書簡を送った。このようにアメリカでは、感染リスクが高い飼料の使用を禁止や検査体制の徹底を訴えて続けている団体や個人が沢山いる。こんな状況下で、米国内でBSEの発生が少なくなってきた、と言い切って大丈夫なのか。

 輸入再開が決定した直後のアメリカの発表に驚いた。更には、日本の追随する姿勢にも驚いた。

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