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2006年6月17日 (土)

認知症の診断基準の変化

 近年、日本でも、欧米のようにアルツハイマー型認知症が増え、脳血管性認知症が減っていると言われています。しかし、そんなことが言われているのですが、疫学的なデータからの結論ではなく、診察するお医者さんの実感だったのです。実際に、疫学的なデータを探していくと、なかなか見つかりません。

 このような状況だったので、或る病院が、NINDS-AIRENの診断基準に合わせて認知症のタイプ分けの調査を実施しました。すると、67%がアルツハイマー型認知症だと言う事が分かりました。やっぱり、お医者さんの実感通りでした。

 アルツハイマー型認知症が多い感じがしますが、実は、診断の基準が変わったことが影響していたのです。つまり、脳血管性認知症を狭義と広義に分けてしまったので、脳血管性認知症が減ってしまったのです。日本のお医者さんは、せっせと狭義の脳血管性認知症を脳血管性認知症と診断するようになって来たのです。

 以前は、アルツハイマー型認知症であっても、脳血管障害があれば、脳血管性認知症と分類していたのですが、NINDS-AIRENの診断基準に合わせると、脳血管性認知症はガクンと減ってしまうのです。脳血管性障害発症後、3ヶ月以内に認知症が発症すること、と言う項目が大きく関与しています。多くのお医者さんが感じているように、私も脳血管性障害発症後、3ヶ月以内に発症するケース(狭義脳血管性認知症)って少ないと感じるのです。脳血管性認知症は、やっぱり2〜3年以内に出現するケース(広義の脳血管性認知症)が多いのかなぁ。患者さんの家族から話を聞いている限りそんな風に思いました。

 でも、実際のところ、お医者さんの診断名や画像を見ていますと、アルツハイマー型認知症+脳血管障害って多く、すっきりアルツハイマー型認知症と言うのも少ない感じがします。そして、アルツハイマー型認知症なのか、広義脳血管性認知症なのか、お医者さんは迷っています。

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コメント

確かにそのように実感しております。

 やっぱりですか!!!

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