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2006年6月14日 (水)

カウンセリング・精神療法 High E.E.な専門家

 精神科疾患の再発を高める要因に家族の感情表出の仕方が挙げられる。陰性感情が患者さんに向けられると再発の可能性がぐんとあがる。この他にも、厳し過ぎたり、心配し過ぎたり、過干渉になり過ぎたりしても再発の可能性がぐんとあがる。専門家は、このような家族を、High E.E.家族とか、高E.E.家族と呼んでいる(E.E.とは、expressed emotionの事で、家族の感情表出と訳されている)。

 High E.E.家族が異常な家族かと言えば、そんな事は決してありません。患者さんの事を思うが故に出てくる自然な反応です。その気持ちがちょっと高くなってしまうとHigh E.E.にシフトしていってしまうだけの事なのです。しかし、家族の自然な反応だ、といってうつつを抜かしていると大変。それでは患者さんは、どんどんストレスを抱えこんでしまいます。そして、治まっていた症状が現われてきます。そんな風になってしまうと、家族の負担が増え、回数が増える毎に、陰性感情が育っていきます。まぁ、こんな感じで更なる悪循環を繰り返していきます。そんな訳で、専門家はHigh E.E.家族に対して、カウンセリングや心理教育等を通しアドバイスをしています。

 にも関わらず、専門家自身がHigh E.E.家族と同じようにHigh E.E.で患者さんに接している場合があります。このような場合でも、患者さんに悪影響を与えます。何とかしたいと言う一心で厳しく接する気持ちは分からない訳ではありませんが、そんな対応ばかりでは逆効果。そんな対応に反応して症状が悪化してしまいます。

 このような専門家もHigh E.E.に関する知識をもっているのですが、患者さんの家族だとHigh E.E.は具合が悪く、家族以外なら大丈夫だと思ってしまうのでしょうか。家族であろうとなかろうとそれはマズイと思いますけれど…



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カウンセリングを語る〈上〉
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自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法
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