時計描画テスト(CDT:Clock Drawing Test)
一般の方には余り馴染みの無い検査だと思いますが、アメリカでは簡易に実施出来る痴呆のスクリーニング診断法として確立しているものです。認知症の半分が引っかかると言われています。
【実施法】
白い紙と鉛筆を渡して「時計の絵を書いてください」と指示します。理解が困難な時には、文字盤を書いて下さい、大きな丸を描いて数字や針を書いて下さい、と付け加えます。若し、自発的に針が描かれなければ、10時10分にして下さいと指示します。
健常者は、ほぼ満点となります。
時計描画テストの点数とHDS-R、MMSEの成績の間に極めて高い正の相関関係を示し、さらにWAIS-Rの総点、言語性IQ、動作性IQのそれぞれの成績とも有意な正の相関が認められています。ただ、この検査の結果だけで、認知症は診断出来ないので、勘違いしないようにお願いします。
【ウェブページ】
神経心理学検査等の施行法と評価基準
【関連blog】
前頭前野機能検査 ストループ課題(modified stroop test with word interference)
かなひろいテストの解釈
認知症のスクリーニング・テスト RDST(the Rapid Dementia Screening Test)
カウンティング・テスト

コメント