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2005年12月 3日 (土)

カウンセリング・精神療法 性同一性障害のカウンセリング②

 性同一性障害のカウンセリングの場合、どちらかと言えば、広義カウンセリングと言う事になってきます。この広義のカウンセリングと言うのは、問診や説明の色合いをもったものと考えて貰えば言いと思います。

 私は、性同一性障害の為の専門プログラムを受講した訳ではなく、実践を通して学んでいったので、やりかたに問題があるかもしれませんが、こんなことをしています。相談に来る方の多くが、見切り発車してホルモン剤等を使用している事も少なくないので、ガイドラインの第1段階と第2段階がミックスした感じです。�性同一性障害(身体的性別とジェンダー・アイデンティティとの不一致)ゆえに受けて来た精神的・肉体的・社会的苦痛について時間をかけて聴く。�何れの性が相応しいのか考えて貰い、環境作りをして貰った上で、検討してもらう。�医療ガイドラインの説明とそれに沿った専門機関の情報を提供し、治療を勧める。医師の指示なくホルモン剤を使用している人には、血液検査等を勧める等、安全な治療を受けように勧めます。�カムアウトを行った場合の影響やサポート体制について考えて貰う。�うつ等の症状のケア。特に女性よりも男性の方がストレスを強く受けるので注意します。(�)性転換手術(SRS)後の生活設計について考えてもらう。

 初回のカウンセリングで、専門プログラムを受講していない事を真っ先に伝え、望んでいるようなことが出来ない可能性が高い旨を伝えます(ガイドラインには、心理関係の専門家は大学または大学院において心理関連領域を専攻した者…とありますが、やっぱり、性同一性障害の知識がないと…、と思う訳です)。そして、カウンセリングをスタートすることになっても(精神的なしんどさがあるので、殆どのケースで治療契約を結ぶことになっています)、専門医への受診を進めます。何とか専門機関に繋がってくれていますが、それにしても予約待ちが長い!!!



【関連blog】
カウンセリング・精神療法 性同一性障害のカウンセリング①



【役に立つ本】
追補 精神科診断面接のコツ
対話の技―資質により添う心理援助
カウンセリングを語る〈上〉
カウンセリングを語る〈下〉

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