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発達障害 [1]

2007年3月17日 (土)

発達障害 これでいいのか、発達障害者支援センター

 各都道府県で発達障害者支援センターが開設されている。一部ではまだ開設されていないが着々と準備が行われている。しかし…

 先日、知り合い経由で発達障害に関する緊急相談を受けた。発達障害の三つ組みの障害の一つの拘り(想像力の障害)が原因で、既に緊急介入を受けていた。しかし、今後も同様の問題を抱えていかなくてはならないので、何とかして欲しいと言うものであった。

 都道府県の発達障害者支援センター、保健所、児童相談所に相談なさったら如何ですか、と知人経由で無難に答えておいた。保健所、児童相談所に相談しても、発達障害者支援センターに相談を勧められたそうだ。そして頼みの綱の発達障害者支援センターから返ってきた言葉が、今4人で5000ケースを抱えてアップアップの状態、と言う言葉だったらしい。

 4人で5000ケースで緊急のケースへの対応も侭ならないと言う発達障害者支援センターの状況は、尋常ではない。都道府県も発達障害者支援センターへの予算が限られているのは分かるが、何とかならないものなのか。若しくは、緊急で対応してくれる医療機関の把握と言うものをもう少ししていても良いのではないのか???。そんな風に感じた。



【染色体異常の理解を促進させる本】
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染色体異常

【発達障害理解に役立つ本】
あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド←当事者・家族・知識の乏しい専門家の皆さんに好評です。
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発達障害の心理臨床―子どもと家族を支える療育支援と心理臨床的援助
友達ができにくい子どもたち―社会性の発達と援助法
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2006年9月 8日 (金)

【発達障害】 書評について

 自閉症に関する専門書や論文を読むことの方が圧倒的に多いのですが、一般向けの自閉症について書かれている本も読みます。時に一般向けの本は、専門家向けで無い分、理解の促進のための工夫が上手く用いてあり巧く纏めてあると思います。そんな一般向けの本の書評を読みながら思うことがあります。これはと思う本の書評程、手厳しい。

 そんな話を精神科医と話していたら、やっぱりそう思う、って返ってきた。常々、この精神科医は、一般向けの本の方がシンプルに纏めてあって、それでいて必要な部分は丁寧に話を進めているので理解し易い、と言っている。これには私も同感。

 しかし、手厳しい書評とは何事か???

 どんな人が書評を書くのか知らないけれど、本質と非本質の見極め方が違うののが原因なのかな。書評を読む限りそんな感じがします。ここって、大切な概念だからスペースを割いているのに…と思うのだが、そんなところが不評である。専門家が執筆している訳で、その専門家が大切だと思っているところを熱を入れて書く。専門家だからそうそうと頷けると言うことなのか。それとも、余分な事はいらないのでとっとと結論を書けと言う事なのでしようか。専門家とそうでない人の認識の違いが確かにありそうです。



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自閉症―これまでの見解に異議あり!
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2006年9月 6日 (水)

発達障害 専門家不足

 AD/DH(注意欠陥/多動性障害)って、国際的な診断分類では発達障害に分類されなかったんだ。何となくそんな風だったような記憶が…。AD/DHは、自閉症スペクトラムの併存障害としてしばしば顔を出すため、発達障害の枠組みで考えるようになっていた私。いつのの間にかとんだ思い込みをしていたようです。しかし、AD/DHって、脳の機能の発達と言う観点から見ていくと、発達障害の枠組みで考えることが可能のように見えるんですけれど…。

 私の場合、多重知能と言う観点で考えますが、それなりの特徴があります。各個人で大きな能力のばらつきがあるんですね。この能力のばらつきが、症状と密接に関係していると考えています。つまり、アンバランスな能力であるがために、問題が生じると言うこと。多くの人の脳は、平均的な発達をしていきます。しかし、発達障害の人の場合、何らかの原因で、早熟・遅滞・停止が生じ、知能のアンバランスな成長が生じるのでは…、あくまでも仮説の域を脱しませんが、こんな風に考えます。

 現在、知能には、言語的知能・空間的知能・身体運動的知能・音楽的知能・対人的知能・個人内知能・論理的数学的知能の7つの知能に分類されると考えられています。そして、人間が活動をする際は、殆どの場合複数の知能を組み合せるのです。もしも、一つでも低い知能があれば、それと関係する知能が高くても、影響を受けてしまうのです。分かり難いかと思いますので、走り幅跳びを例にとって説明してみます。幾ら早く走ったりャンプ力があったとしても(身体運動的知能が高い)、踏み切るタイミングが取れない(空間的知能が低い)とどうなるでしょうか。走力・ジャンプ力が優れていても、タイミングが取れないと力は十分に発揮出来ませんよね。場合によっては、全く力を発揮出来ない事だってありますよね。優れた能力を持っているのに、発達しきれていない能力が足を引っ張る。発達障害の場合、こんなことが起こっているのではないかと思う訳です。

 しかしながら、劣っている知能があれど、それを補う技術があればどうでしょうか。何とかなっちゃうことがあるんですね。それが療育とか訓練と言うものであったりします。発達障害以外の人とやり方は違うかもしれませんが、何とかなってしまうこともあるのです。

 ただ、今日、療育とか訓練とかのノウハウが蓄積されてきているのに、こうしたノウハウと経験を持った人が少ないことが問題です。小耳に挟んだ話ですが、或る有名な発達障害の専門医を受診するのに初診待ちが4ヶ月強。いざ通院となっても、患者さんが多くて多くて…。有名な先生に掛かるのも良し悪しだなんて思います。また、こうした問題が起るので、専門家は発達障害の患者さんを診ていますなんて言わないことも。逆に、御金儲けが得意な医療機関が発達障害外来なんて設置していることも…(事情を知っている人は敬遠しているようですが)。専門家の不足と言う問題は、色々な問題を起こします。困ったもんだ。



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2006年8月 4日 (金)

発達障害者への配慮

こんなニュースを見つけた。

 大手運輸会社の関連会社に勤めていた知的障害を併せ持った自閉症(発達障害)の男性が、上司の厳しい指導等でうつ病状態となり、自宅で自殺した。男性の母親は、この会社の配慮不足が自殺の原因として、6500万円の賠償を求め提訴した。


 発達障害者への配慮って難しいと思う。デリケート過ぎてちょっとした事が気になって対人関係の維持が難しい事がある。一寸したことでパニックになる。脳の機能の障害がハンディキャップとなって不器用でぎこちないことが多い。コミュニケーション能力に問題がある場合は、相手の話の内容が理解出来なかったり、自分の気持ちを言葉で適切に伝えられなかったりして、ストレスを溜め込み易い。こうした障害があるために、問題対処能力が低く、一寸したストレスで破綻してしまう。

 世間の発達障害に対して無理解な人達は、この障害を持った人達の言動を見て、怠け者、性根が腐っている、甘えている等と言う。しかしながら、多くの場合は偏見であることが多い。何とかしようと思っているが、巧くいかないだけである。

 でも、この辺りまで理解・共感出来るのは極少数なのかも知れない。発達障害者自身、自分自身に対し偏見めいた考えを持っていることが多い。結構、親から刷り込まれていたりする。

 企業にここまで理解・共感を求める気は無いが、障害者を雇用するならば最低限の知識はもって欲しい。確かに関わっていると腹立たしく感じることも多いと思いますが、障害者は障害者で頑張っています。腹立たしい気持ちを表に出して、障害者が変わるのであればそうした関わり方を推奨しますが、そんな関わり方でよくなることは殆ど不可能ではないでしょうか。


 イギリス自閉症協会は発達障害児との関わりの中から、関わる上での重要な事を見出し、SPELLの原則と名付けました。これは、発達障害者だけでなく、障害者全般に重要な関わり方です。紹介してみます。

SPELLの原則
 Structure簡単で明瞭な枠組みの設定
 Positiveポジティブに関わる(ほめる)
 Emphasis共感(理解)をしてあげる
 Low arousal刺激が多過ぎると混乱するので、低刺激
 Linksきずな(地域とのつながり、協力)


 発達障害者との関わりは大変で、抱える側のしんどさは、肉体的に、精神的に凄いものがあります。それ故、これらの事を頭で理解出来ても、いざ発達障害者を前にすると、ついつい感情のコントロールが出来なくなって、しない方が良い関わりをしてしまう場合が多いようです。ただ、経験的からすると、spellの原則にのっとった関わりをしていくと、関わりが楽になったと言うケースが少なくありません。一度お試しあれ。



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2006年1月19日 (木)

発達障害 急げ、発達障害の専門家の育成(期間限定)

 厚生労働省は、虐待児や発達障害等の子供の心の問題に対応出来る小児科や精神科医を3つのレベルに分けて養成していこうとする方向性を打ち出した。


 軽症例を診療出来る一般医
 1年以下の研修を受け中等症例を診療出来る専門医
 1年以上の長期研修を受け重症例・難治例を診療出来る高度専門医


 現在、対応出来る専門医は全国で2200人程度と少なく、予約をとってから診察までの待ち時間が長くなってしまう。有名な専門医のいる医療機関では、2〜3年の診察待ちが普通である。特に、発達障害の場合は、早期発見・早期療育が大切であると言われるが、早期発見をしてもこれだけの待ち時間があると、早期療育が受けられない。皮肉な話である。

 今回、厚生労働省が、虐待児や発達障害等の子供の心の問題に対応出来る小児科や精神科医の養成に乗り出そうとする試みは歓迎すべきことだ。しかし、多くの専門医の育成をしても、コメディカルと呼ばれるスタッフの育成も並行していかなければ、早期発見は可能だが、早期療育は難しい。こちらにも目を向けて、早期発見・早期療育が出来る環境を整えて頂きたい。

 ついでに、医学部に児童精神医学講座を設置するようにすれば良いのに…。やっぱり、先進国で唯一医学部に児童精神医学講座がない、なんて言うのは、おかしい。



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2005年9月 6日 (火)

自閉症を含む発達障害の理解を進める

 アスペルガー症候群等の発達障害者が世界をどのように認知しているのか???。恐らく、発達障害でなければ判らない。しかし、近年、発達障害者が自らのしんどさを纏め上げ、発表するようになったため、彼等がどのように物事を理解しているのか、雰囲気位は知ることが出来るようになった。
 そんな中で、発達障害の専門家が、お薦めとしている本をピックアップしてみました。当事者、当事者家族、当事者の周辺の人(例えば、学校の先生とか)、専門家、専門家を目指そうとしている人等など、皆さんに読んで欲しい。

著者:ドナ・ウィリアムズ
 自閉症だったわたしへ
 自閉症だったわたしへ〈2〉
 自閉症だったわたしへ (3)
 ドナの結婚―自閉症だったわたしへ
 こころという名の贈り物―続・自閉症だったわたしへ

著者:テンプル・グランディン
 我、自閉症に生まれて
 自閉症の才能開発―自閉症と天才をつなぐ環

著者:森口奈緒美
 変光星―ある自閉症者の少女期の回想
 平行線―ある自閉症者の青年期の回想

著者:ニキ・リンコ
 自閉っ子、こういう風にできてます!
 俺ルール!―自閉は急に止まれない

 これらの本を読んだ後、発達障害者のしんどさを知ることになるだろう。先ず、知ることが発達障害の理解に繋がることだと信じている。残念ながら、専門家であるなしに関係なく、発達障害に関する知識や理解に乏しい。大変大きな問題だ。

子どもの障害を考えていく上で… Welcome to Holland

 今日は、障害と言うものを考えて欲しくって、Emily Perl Kingsleyの『オランダへようこそ』を紹介します。様々なところで紹介されているので、既に多くの方がご存知かも知れません。でも、知らない人に知って欲しい。そんな思いで載せて見ました。
 文章は、ちょっと長め。一寸読むのはしんどいかもしれないけれど、一寸づつでも良いから読んで欲しい。行き詰った時に読んで欲しい。

こちらでも紹介しています。


オランダへようこそ

 障害をもった子どもを育てた経験を書いてほしいという依頼がときおりあります。
 それは、障害をもった子どもを育てたことがない人が障害をもった子どもを育てることはどういうことかを理解できるように、またどのような気持ちだったかを想像する助けとなるようにです。それは、こんな感じでしょうか・・・。

赤ちゃんができたとわかった時は、イタリアへの素晴しい休暇旅行を計画しているような感じです。ガイドブックをどっさりと買い、素敵な計画を練るのです。
 遺跡のコロセウム。ミケランジェロ。ベニスのゴンドラ。
 きっと、イタリア人の巧みな言葉遣いを学ぶでしょう。
 すべてが、とてもワクワクします。

 このような熱望する期待の月日を過ごした後に、その日はついにやってきます。
 荷造りをして、そして出発するのです。何時間かたつと、飛行機は着陸します。スチュワーデスがやってきて、こう言うのです。「オランダへようこそ。」

「オランダ?」とあなたは言います。
「オランダってどういうこと??
イタリアにいく計画をしたのに!イタリアにいるものだと思っていた。
イタリアにいくのが、子どもの頃からの夢だったのに。」

 しかし、飛行計画は変更されてしまったのです。
 オランダに着陸してしまったので、あなたは、そこに滞在しなければならないのです。

 大事なことは、あなたは、疫病や飢饉や病気が蔓延している恐ろしく、不潔な、いやな場所に連れていかれなかったことです。
 ただ、場所が違っていただけなのです。

 だから、あなたは、外へ出て、新しいガイドブックを買わなければなりません。そして、まったく新しい言葉を学ばねばならないのです。
 また、これまで、出会ったことのないような新しいグループの人々に出会うことでしょう。

 ただ、場所が違っていただけなのです。
 そこは、イタリアよりゆっくりしたペースの所で、イタリアほど華やかではない所です。しかし、少しの間、そこで過ごし、はっとまわりを見回すと‥‥オランダには風車小屋があるのに気付きはじめる‥‥‥ そしてチューリップもさいていることも。
 オランダにはレンブラントの絵もあるのです。

 だれもが、イタリアにいったり、きたりに忙しく‥‥‥そして、彼等は、そこでいかに素晴しい時間を過ごしたかについて自慢しています。そして、あなたはその後の人生の間中、「そう、そこが行こうとしていた所なのだ。それが計画していたことなのだ。」と言うでしょう。

 そのような苦しみは、決して消えることはないでしょう。なぜなら、その夢がなくなってしまったのは、確かに重大な損失だからです。

 しかし‥‥‥もし、あなたの人生をイタリアに行けなかったという事実で苦悩することに費やすなら、あなたは、オランダでの特別なもの、とても素敵なことを自由に 楽しむことは決してできないでしょう。

翻訳者:腰川一恵 (筑波大学池田由紀江研究室)




Welcome to Holland
 I am often asked to describe the experience of raising a child with a disability - to try to help people who have not shared that unique experience to understand it, to imagine how it would feel. It's like this...
 When you're going to have a baby, it's like planning a fabulous vacation trip - to Italy. You buy a bunch of guidebooks and make your wonderful plans. The Coliseum. The Michelangelp David. The gondolas in Venice. You may learn some handy phrases in Italian. It's all very exciting.
 After months of eager anticipation, the day finally arrives. You pack your bags and off you go. Several hours later, the plane lands. The stewardess comes in and says, "Welcome to Holland."
 "Holland?!" you say. "What do you mean, Holland? I signed up for Italy! I'm supposed to be in Italy... All my life I dreamed of going to Italy."
 But there's been a change in the flight plan.
 They've landed in Holland and there you must stay.  The important thing is that they haven't taken you to a horrible, disgusting filthy place, full of pestilence, famine and disease. It's just a different place.
 So you must go out and buy new guidebooks. And you must learn a whole new language. And you will meet a whole new group of people you would never have met.
 It's just a different place. It's slower-paced than Italy, less flashy than Italy. But after you've been there for a while and you catch your breath, you look around and you begin to notice that Holland has windmills, Holland has tulips, Holland even has Rembrandts.
 But everyone you know is busy coming and going from Italy, and they're all bragging about what a wonderful time they had there. And for the rest of your life, you will say, "Yes, that's where I was supposed to go. That's what I had planned."
 And the pain of that will never, ever go away, because the loss of that dream is a very significant loss.
 But if you spend your life mourning the fact that you didn't get to Italy, you may never be free to enjoy the very special, the very lovely things about Holland.



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2005年6月 2日 (木)

知的障害者で、今年、障害基礎年金を申請する方へ

 毎年、7月に入ると、20歳を迎えられた知的障害者の障害基礎年金受給の申請が始まります。締め切りは、7月末です。

 これには、お医者さんの診断や知能検査が必要になってきます。毎年、7月も最終週に差し掛かると、病院に押しかけてくる方が多く、もう日がないから急いで書いて下さい、とお医者さんをはじめ病院スタッフに懇願される家族等も少なく有りません。ゆとりをもって精神科を受診をして下さい。今年は、7/31が日曜日であることから、切羽詰って受診すると大変なことになりそうです。ご注意を。

 知っている病院(名前を出すと迷惑が掛かるので伏せておきます)では、既に6月辺りから精神保健福祉士(精神科ソーシャルワーカー)が、年金の相談にのっており、申立書の取り寄せ方や記入の仕方を教えています(申立書の書き方で難儀する人が多い)。ですから、安心とゆとりを持って基礎年金受給の申請が出来るのです。ただし、この病院のようなサービスをどこでもしている訳ではないので、勘違いなさらないで下さい。また、日が迫り相談件数が増えればこのような対応が困難な場合もあります。

 先ずは、6月中に、精神科に電話をして、精神科ソーシャルワーカーに、「年金診断書の作成をお願いしたいですが、申立書の作成を手伝ってもらえますか」と聞いてみるのが良いと思います。手伝いますと言ってくれるところでお願いするのが一番です。

 尚、障害基礎年金受給の申請代行業務を引き受けます(有料)、と言う業者がありますが、結局、お医者さんの診察が必要なので、病院に掛からなくてはいけません。業者に頼むと手数料分が余分に必要。それなら、精神科ソーシャルワーカーをうまく利用するとお徳かも…

 くどいようですが、知的障害者の障害基礎年金受給の申請はお早めに。但し、精神科ソーシャルワーカーへの相談は6月からでも良いでしょうが、お医者さんの診察は7月に入ってからです。そして、締め切りは、7月末です。



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2005年5月10日 (火)

自閉症の理解

自閉症 保健師の65%理解不足 協会、厚労省に研修改善要求

 乳幼児健診に携わっている保健師の約65%が自閉症の症状について正しく理解していないことが日本自閉症協会(石井哲夫会長)の調査で分かり、同協会は10日までに、研修の在り方に問題があるとして、厚生労働省に改善を求めた。
 調査は、同協会が昨年12月〜今年2月に、横浜市や福岡市など全国五カ所で実施した講習会に参加した保健師83人を対象に実施。乳幼児健診の経験年数は「なし」から「20年以上」にわたった。
 症状についての質問に対し、「対人関係の困難さ」「こだわり行動」「言葉の発達の遅れ」の主な三つの内容を答えられたのは約35%。診断の研修経験がある人でも約40%、療育方法など支援面の研修経験者も約30%しか答えられなかった。また経験年数を重ねても必ずしも自閉症の理解が進んでいないことも分かった。
 一方で三歳児健診で自閉症の可能性を把握できるかどうかについて、60%以上の保健師がある程度の自信を示していた。
 中京大の辻井正次助教授(発達臨床心理学)は「このような状況では自閉症の早期発見は困難で、4月に施行された発達障害者支援法が絵に描いたもちになる」と指摘。同協会は自ら開発した自閉症の評価尺度「PARS」を保健師研修に盛り込むことなどを厚労省に要望した。
【産経新聞】


 私は、今回の結果を、『発達障害者に少しでも関わっている専門家の皆さん、もっと勉強をして下さい』と言う警鐘として捉えたい。勉強しないから、障害者の家族の方が専門家よりも詳しいなんて逆転現象が生じてしまう。
 昨今、LD・ADHD・アスペルガー症候群等が注目される様になり、遅れて医療系職能団体が発達障害に着目をして、ワークショップ等を開催しているが、それでも内容は不十分と言った感じで、知識は身に付くが、受講しただけではケースに対応しきれない感じ。大きな声では言えないけれど、専門家の皆さんはその専門性で飯を食っているのだが、発達障害に関しては、まるっきりの素人と言って良い人も多く紛れているのだ。

 発達障害の多くは、乳幼児健診で引っ掛かる多い。乳児の移動や体全体の動き、手や指の細かい動き、対人関係や社会習慣に関わる反応(例えば、あやすと笑う)、言語の発達に着目することで90%程度は判る。
 しかし、すり抜けてしまうケースが存在する。実は、こちらのケースの方が深刻で、年を取れば取るほど治療的な関わりが難しくなっていくのだ。学校生活をとりあえずクリアーし、社会人になってから、壁にぶち当たって問題が表面化する。そんなケースによく出会う。すんなり発達障害と診断されれば良いが、統合失調症や人格障害等と診断されてしまっていたケースもある。
 「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。診断が遅れ、18歳以降に診断されても、発達障害なのに法律の規定上発達障害ではないと言ったおかしなことが起ってくる。

 まぁ、こんな現象を防ぐためにも、医療従事者の方、福祉関係者の方、教育関係者の方、発達障害の勉強を頑張ってやって下さい。厚生労働省が発行している自閉症診断・治療の指針を読んでいくと、色々なケースの紹介がしてあります。仕事の合間に目を通していますが、臨床場面では、非常に参考になります。同時に奥の深さを感じます。



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2005年4月 8日 (金)

発達障害者支援法幻想

 確かに発達障害者支援法の成立は大きな一歩だ。その恩恵を受ける方々は多いと思う。しかし、発達障害者支援法の恩恵を受けない発達障害者もいる。この点を最初に確認したい。
 また、専門家と呼ばれる人の中には、発達障害者支援法と言う名前を知っていても、内容を知らなかったり、現状を知らなかったりする人が多い。この点も最初に確認したい。


【episode 1】
 自閉症や発達障害の研究をしている大学院生が実習に来た。待ってましたとばかりに、18歳以降で初めて判明するケースについて有効とされる関わりを知っているか聞いてみた。すると、「早期発見、早期療育で作業程度の仕事が出来るようになります。TEACCHプログラム をやれば、成果も出ます。発達障害者支援法案が出来たから、後20年もしたら、18歳以降になって初めて判明するケースは殆どなくなりますよ」と話してくれた。

【episode 2】
 精神保健福祉士に、18歳以降になって初めて判明する発達障害者は支援してくれる場が少なくて大変と愚痴をこぼしたところ、「発達障害者支援法が出来たので救済されるのでは」と返ってきた。よくよく話をしていたら、発達障害が何なのかすら知らなかった。


 「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。

 よく見てみると、わが国の発達障害の規定は、低年齢において発現する、となっている。ここを見落とすなかれである。やはり、成人で発達障害が判明するケースの支援に先行きの暗さを感じる。

 多くの場合、発達障害は、乳幼児検診の場で、言語発達の遅れなどに気づいて判明するケースが圧倒的だ。しかし、それだけで全部が全部判明しない。18歳以降になって初めて判明するケースもあるのだ。

 18歳以降になって初めて判明することも少なくないので、発達障害者支援法の内容の一部見直しも視野にいれておいて頂きたいものである。



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2005年3月24日 (木)

発達障害者の統合失調症発症について

 ここ何年か前より、広汎性発達障害がクローズアップされている。そして、全国的な傾向として発達障害と診断される人が増えてきた。私が勤める医療機関でも精神科医の多くが、発達障害か否かを念頭にいれて診断するようになってきている。

 その過程で、私も意見を求められることが多い。生活場面での話を聞き、広汎性発達障害の傾向を探っていく。最終的には、知能検査等の検査を実施し、結果を検証する。検査結果の傾向や検査時の特徴から、印象を伝える。
 
 最近、統合失調症であり、且つ、発達障害である症例に立て続けて出くわした。症状的には、自閉症的な症状と幻覚妄想を有している感じ。発達障害の本の中では、時々紹介されている。しかし、そんなに詳しい記述がない。精神科医も私も戸惑った。

 医療レベルが、比較的高いといわれている所で、こんな感じ。広汎性発達障害がクローズアップされている割に、専門家の中の専門家(真の専門家)と言うのはまだまだ少ないと言える。ただ、5年先には、確実に真の専門家が増えるだろう。

 因みに、ある研究者のリサーチによると、広汎性発達障害者の統合失調症発症にかかる割合は、健常者と言われている人達と変わらないと言うことである。従って、1%強と言うことである。



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2005年3月14日 (月)

発達障害者の声が出た!!!

「障害のある当事者からのメッセージ」の意見募集結果が発表された。掻い摘んで報告してみたい。

 障害全般の特徴についての多かった意見を列挙してみると、「外見で分かるものだけが障害ではなく、外見では分からないために理解されずに苦しんでいる障害もある」(91.4%)、「障害は本人や家族の責任で生じるものではない」(79.2%)、「「みんな一緒に」「できないことや苦手を克服」といった社会の当たり前の価値観に苦しんでい人もいる」(72.2%)、「目が悪くなれば眼鏡をかけるように、不自由さを補う道具や援助があればできることは多い」(69.4%)と言う順になった。

 発達障害について多かった意見を列挙してみると、「全国に6.3%いると言われながら十分な理解と支援をなかなか受けられていないLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、アスペルガー、高機能自閉症などの軽度発達障害者の存在」(85.9%) 、 「外見では分かりにくいため「態度が悪い」「親の躾が悪い」などと批判されやすい」(83.9%) 、「人の表情態度や裏表が読み取れず、的確な状況判断ができない」(73.7%)、「普通の人のようにやらなくてはと思いつつも、そうできないことに苦しんでいる」(70.6%) 、「知能が高くて生活に問題はなさそうに見えても、社会生活に問題がある」(69.8%) と言う順になった。

 発達障害者に対して必要な配慮としては、、「障害者に関わる専門家は必要な知識をしっかりと身につけて」(83.1%)についてが圧倒的に多かった(自由記載の中で医師、保健婦、保母、教師の発達障害に対する理解の乏しさを指摘する声が多く寄せられた)。「教え方や学習の仕方をきめ細かくすることで克服できる部分が多い」(81.6%) 、「視覚的なサポートがあると理解しやすい」(65.9%) と言った意見が多く寄せられた。

 個人的な意見として、医師・医療従事者・教師・保母等、最前線で関わる専門職の方には、やはり発達障害の知識を備え付けておいて貰いたいものである。関わりが判らないでは、障害について判らないでは、話にならない。残念ながら、素人同然の専門職が多くいるのは、事実である。

 詳しくは、政策統括官(共生社会政策担当)付障害者施策担当が纏めた「障害のある当事者からのメッセージ」の意見募集結果についてを参照して下さい。



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2005年2月28日 (月)

成人の発達障害者の病院選びについて

 成人の発達障害者支援は如何なっているのかで、成人になって発達障害が発覚した場合、支援してくれる場所が少ない点について書きました。なかなか、厳しいのが現状なんです。

 従来、発達障害は、保健所の管轄外であって、支援を求めても、児童相談所に相談へ行くように言われます。しかし、児童相談所は18歳未満が対象です。ですから、18歳以上の発達障害者は対象外になってしまうのです。

 通常、発達障害は、乳幼児検診で言語の遅れ等で判ることが多いのですが、残念ながら、すり抜けてしまう場合もあるのです。就学しても、学力が低い訳でないので、気付かれません。拘りが強かったりしますが、変わった子程度に思われる程度。学校生活に要する社会スキルでは問題が発覚することがない場合もあります。そして、社会に出てから対人関係などで躓いて、はじめて発覚なんてことになるのです。

 でも、この時点になって初めて発覚すると、支援してくれるところが非常に少ないのです。

 それなら、如何したら良いか???。前置きが長くなりましたが、本題に突入します。 恐らく、受け皿となってくるのは、医療機関となってくると思います。それなら、どんな風に関わってくれる病院を探せば良いのか???。

 発達障害が脚光を浴びる様になったのは、ここ10年位のことなので、治療出来る専門家がそんなに多くありません。更に、成人になって発達障害が発覚すると、発達的に完成されているので、それだけ関わりが難しくなります。それ故、関わりが持てない医療機関があると言うことです。

 成人になって発達障害が発覚した人の話を聞くと、良い医者に出会うまでに長い時間がかかったと言う方が多いです。関われる専門家が少ないので仕方がありません。それに、適切な情報を得難いと言うこともあります。普通はそんなもんです。

 そこで、早く良い専門家を探すために、リサーチが必要となります。教えてもらえないかも知れませんが、児童相談所で、発達障害の専門家を問い合わせるのも一つの手です。但し、対象外ですと言われ却下される場合も多いですから…
 しかし、それより有効な手があります。かかろうかと思っている専門家に発達障害の治療経験を問うのです。こんなことを聞いて大丈夫かと思われる方もいるのではないかと思いますが、有効な手段です。自信がない専門家や関わりたくないと思っている専門家は断わるだろうし、治療実績のある専門家はその旨を伝えますから。

 とりあえず、治療が出来る専門家が少ない現状なので、こうした専門家に対しての働きかけも必要なのです。



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2005年1月29日 (土)

「子供の心」の専門家養成と「子供の心」の専門医育成

「子供の心」の専門家と「子供の心」の専門医


 やっと、子供の心、と言うものを国が考えざる得ない時期になって来たのかな。正直言って、やっと第一歩を踏み出せたと言うレベル。でも、この分野の本質的な問題を知らない人を騙すのには、適当な話題かもしれない。

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厚生労働省母子保健課によると、

 児童虐待の急増で心に傷を負った子供の精神面の早期ケアが急がれ、自閉症、発達障害や少年犯罪につながる「キレる子供」への対応も求められている。しかし、国内でこうした分野に精通し早期に診断できる医師は少なく、医師数の統計もない

とのこと。

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 大前提として、診断はお医者にしか出来ないので、診断が出来るお医者の育成は確かに大切だ。でも、時間をかけて関わることは実際のところ困難だ。だって、考えてみて下さいよ。診察代って安いんです。お医者さんの稼ぎで、看護師・事務員等スタッフの給与や家賃を払っていかなくてはならないので、量をこなさなくては稼ぎが上がらない。よって、時間をかけての診察は不可能に近い。精々、5分。長くて10分が妥当なところだろう(勿論、初回診察には、それ以上の時間をかけてもらえるのですが…)。こんな短時間では、診察室に入って、「如何ですか???」、「そうなんですか」程度の会話すらしか出来ない。常識的に考えて、どうですか???

無理ですよね。

 薬を盛ってコントロールしたら、とか、ボランティア精神旺盛なお医者さんまかせ、とでも言いたげな厚生労働省母子保健課対応。これで問題が解決するとでも思っているのか???医者だけ何とかすれば何とかなる問題でもない。

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 やっぱり、ここはコ・メディカルと呼ばれる医者以外のスタッフが、そんな隙間を埋めていかねばならないのだろう。

 ただ、如何せん、コ・メディカル間の能力差が存在してくる。実際、素人〜玄人まで揃っています。臨床場面で、素人同然のコメディカルに当たって大変な目に遭っている人も残念ながら見かけます(人災だ)。そんな背景から考えられたのが、東京大學の2005年度開設予定の『こころの発達臨床教育センター』です。

 自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)など発達障害のある子供に、医療や教育の現場で対応出来る専門家を養成することこそ、本来、国のすべきことなのであり、「子供の心」の専門医を作ることはなんかは解決法ではないのです。子供の心の診療科(仮称)なんて作っても、コメディカルが育たなければ意味がないのです。お医者さんが全て出来ないのですから…。故に、最新の児童精神医学や脳科学の研究成果を基に、お医者さんやコメディカルが発達障害の診断やカウンセリング手法などを習得する場を作ることが必要なのです。

 理論だけが先行することなく、また、経験だけが先行することなく、経験と理論をすり合わせ、人材育成をしていく場を全国にもっと作っていくべきだと考えます。

 医療だけ、教育だけで何とかならないのが、この手の問題です。その狭間を埋める人材を育成する役割を担って欲しい『こころの発達臨床教育センター』です。



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2004年12月10日 (金)

成人の発達障害者支援は如何なっているのか

 私が仕事で関わる発達障害者の殆どは、20歳以上。多くは、以前知的障害や統合失調症として診断されていた人(実は発達障害と診断名が変わった人)や、20才以前に専門機関との関わりがなかった人ばかり。早期に発見されて、早期に療育を受けることがとても必要だと思うけど、この人達は療育から漏れて大きくなってしまった。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 更に、発達障害と周りが気付かなかったこともあって、学校ではいじめられ、家庭では出来の悪い子として常に親に叱られて大きくなってきている。そんな中で傷ついてしまう人も少なくない。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

発達障害とは、

 脳の何らかの生物学的原因による機能障害で、生まれながらに、他者との情緒的な相互作用の能力が障害されている

状態を指す

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 医学部に児童精神医学講座がない唯一の先進国の日本には、現在、発達障害を専門とする専門家が少ない。小児科医、精神科医、臨床心理士等が関わっているものの、戦略的に関われるのは極少数で、表現は悪いが、大半は素人同然である。また、知識はあれど、実際を知らなかったりする場合もある。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 前置きが長くなったが、先日、保健所に発達障害の30歳過ぎの息子の相談に出向いた母親がいた。しかし、若い精神保健相談員から、管轄外ですから相談に来てもらっても困ります、と言われたらしい。確かに、発達障害は、18歳までが児童相談所の管轄で、それ以後は関わってくれる行政機関がない。その辺りを承知で出向いていっているのに、何の救いの手も差し出さないと言うのは如何したことか?

 管轄外ですから相談に来てもらっても困ります、ではなく、私の知識が乏しくて関われないし、社会資源も提供出来ません、と言うことだろsign02

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 まもなく発達障害者支援法案が施行されるが、成人の発達障害者についての記載はない。まだまだ、不備な点はあるが、この点について問題提起したい。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 精神科で成人の発達障害の人達が入院しているケースが多いが、どの位の病院で発達障害の人に適した治療法を行っているのだろうかsign02

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 知り合いの精神科医は、精神病院内に統合失調症と誤診されている発達障害の人がどれ位いるのか調査している。そして、調査が終了した時点で、その人達を対象に認知行動療法を開始する予定らしい。凄く期待している。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

行政のみなさん、成人の発達障害の人達のことも考えてsign01sign01




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2004年9月28日 (火)

児童精神医学講座のない国…その6

 先進国の中で唯一医学部に児童精神医学の講座がないと言うことは、日本には、自閉症スペクトル障害等の発達障害の診断や治療をする児童精神医学の専門家が少ないと言うことです。



今回は、自閉症スペクトル障害の説明です



 アスペルガー症候群は自閉症の一つのタイプです。自閉症の3つの症状、つまり、社会性の障害、コミュニケーションの障害、想像力の障害が見られます。言語発達の遅れが少なくて、知的には正常な場合がほとんどです。しかし、自閉症と同質の、生まれつきの社会性の障害とこだわり行動を持っているのです。言葉の遅れがないのですが、コミュニケーションの軽い遅れはあるのです。冗談が通じにくい、比喩が通りにくいといった一方で言葉を文字通りに受け取って解釈することがあります。
 成人期になって初めて診断が下されることも少なくありません。こういった人たちも、多くが専門医を受診しているのですが、「分裂型人格障害」、「単純型分裂病」、「ひきこもり」などの診断がつけられていることもあるようです。


 このテーマを選んだのは、アスペルガー症候群等の自閉症スペクトル障害を取り巻く現状を知ってもらうためです。



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児童精神医学講座のない国…その5

日本は、先進国の中で唯一医学部に児童精神医学講座のない国です


今回のテーマは、学校の中での発達障害を取り巻く実情



 普通学級の先生は、発達障害の知識が殆どないと思います。スクール・カウンセラーにもないと思います。特殊教育の教職課程を受けてきた先生もそれほどアスペルガー症候群等の自閉症スペクトル障害に関しての教育がされているとは思えません。問題意識を感じて学習をしていない限り、きちんと発達障害の知識を持ち合わせていないのが現状です。


 そんな訳で、保護者の中には、専門知識を学ぼうとする人が現れてきました。外国語の文献まで調べる人もいます。


 プロ化した親と専門家のアマチュア化、こんな現象が起きていると言っても過言ではないのです。ビクビクしながら関わる専門家を見て、プロ化した親は不満に感じているのです。


次回は、自閉症スペクトル障害の説明です
 


 このテーマを選んだのは、アスペルガー症候群等の自閉症スペクトル障害を取り巻く現状を知ってもらうためです。



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児童精神医学講座のない国…その4

日本は、先進国の中で唯一医学部に児童精神医学の講座のない国です。


今回のテーマは、医者以外の専門家について


 アスペルガー症候群等の自閉症スペクトル障害(発達障害)は、きちんとした診断がなされていないのが実情です。きちんとした診断が、きちんとした対応に通じるのですが、臨床心理士等の専門家と言われる人達の中で発達障害の知識をきちんと持っている人が少ないのです。


 発達障害の治療はリハビリで、関わりが濃厚であればある程プラスです。だから、一番困ることはほったらかしにされてしまうことです。知識の乏しい専門家では困ってしまいます。


次回は、学校の中での発達障害を取り巻く実情、です。


 
 今回、このテーマを選んだのは、アスペルガー症候群等の自閉症スペクトル障害を取り巻く現状を知ってもらうためです。



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2004年9月27日 (月)

児童精神医学講座のない国…その3

 先進国の中で唯一医学部に児童精神医学の講座がないと言うことは、日本には、自閉症スペクトル障害等の発達障害の診断や治療をする児童精神医学の専門家が少ないと言うことです。


 この分野は、小児科医や一部の精神科医が頑張っているのが現状です。しかし、小児科医は減っているし…、人生の早い時期から精神科にかかるなんて抵抗があるし…。如何したらいいのsign02


 専門家が少ない現在では、専門医に診断してもらうのも数ヶ月も待たなくてはいけないこともあります。プライベートで相談を受けたケースは、3ヶ月待ちでした。


 自閉症スペクトル障害のような発達障害は、早期トレーニング(療育訓練)によって、予後が変わってくると言われています。きちんと知識をもった専門家の増加が期待されるところです。


次回は、医者以外の専門家について 


 今回、このテーマを選んだのは、アスペルガー症候群等の自閉症スペクトル障害を取り巻く現状を知ってもらうためです。



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